この蝶も今日はどこかで雨宿りをしたかしら?
今日は、洋画のレビューを書きますので、こんな曲でも聴きながらおつきあいくださいませ
Heart Of Mine - Bobby Caldwell
今日、BSで
「アパートの鍵貸します」
をやっていました
ジャック・レモンとシャーリー・マクレーン
シャーリー・マクレーンがとてもチャーミングです
美人の女優さんなら他にも沢山いますが、チャーミングさなら彼女がピカ一です
あらすじ
バクスター(ジャック・レモン)は大手保険会社のタイピスト
出世するために自分のアパートの鍵を上司数人に貸しています
上司は、その部屋を不倫に使います
その間、バクスターは残業!
そんなバクスターも、会社のエレベーターガールのフラン(シャーリー・マクレーン)のことが気になっています
しかし、その彼女が、あろうことか彼のアパートの鍵を貸している上司のひとりの不倫相手でした
ショックを受けるバクスター
フランの方も、不倫相手のシェルドレイクの秘書から
「あなたは、何番目よ・・・」
みたいなことを言われ、バクスターの家で睡眠薬を飲んで自殺をはかります
(この時点では、まだこの部屋がいつも優しい言葉をかけてくれるバクスターの部屋だということは知りません)
バクスターは、もう上司は帰っただろうとアパートに帰ると、薬を飲んだフランを見つけ助けます
そして、懸命に介抱します
バクスターは彼女の事を愛していると確信してプロポーズすることに・・・
でも、シェルドレイクは妻に浮気がばれたので、家を出てフランと結婚するとバクスターに言います
「彼女とやり直すから、また君のアパートの鍵を貸してくれ!」
と頼まれます
でもバクスターはその申し出を断り、出世していた会社も辞めアパートも引っ越すことにします
一方フランのほうは、シェルドレイクとよりが戻り、仲睦まじく新年を迎えようとしています
話の中で、バクスターが出世も棒に振り、会社を辞めたことを知ります
そこで、はじめてバクスターの愛に気付き、彼のアパートに駆けつけます
そして見事なまでのハッピーエンド
最後のふたりの笑顔の素敵なこと
この映画、しゃれた台詞が沢山ありました
気持ちを変えようと髪を短く切ったフランにバクスターが
「髪、切ったの?」
とエレベーターの中で言います
すると、シャーリー・マクレーンがあの上目づかいの表情で
「失敗?」
あんな目でそんな事を聞かれたら
「ううん、とっても似合ってる」
って言いますよね、誰だって
不倫相手の男性も彼女が髪を切ったことに気付きます
「僕は長いほうが好きだったな~」
と言います
するとフランは
「切った髪欲しい?」
と皮肉で切り返します
またこういうセリフも
風邪をひいたバクスター
フランに
「20代から50代のニューヨーカーが風邪をひく確立は、一年間に2回半だそうだ」
とウンチクを聞かせます
するとフランは
「気の毒なことをしたわ~
私のかわりに誰かが5回ひいているわ
私、風邪をひかないの」
↓このセリフも女性ならでは
自分が彼のオンリーワンではなくて浮気相手のひとりだった
傷ついたフランは泣きながらシェルドレイクをなじります
ハンカチで涙をふくのですが、涙は止まりません
メイクはめちゃめちゃ
そこで泣きながら一言
「妻子ある人との恋にマスカラは禁物なのに・・・」
そうそうこの映画1960年制作
その頃は、ウオータープルーフなかったでしょうからね~
まだまだ素敵なセリフが沢山あります
もしよかったら、この映画ビデオを借りてみてください
3Dもいいですけど、モノクロも味があっていいですよ~
今日の私の小さな幸せ
花火が最後にまとめて打ち上げられるように、今日の雨が今年の梅雨、最後の雨だったらいいのですが・・・