椎名林檎 - カーネーション - c
「よ~生まれてきてくれたな~」
火事で息子が大怪我をしてほうけたようになって寝ていた(寝かされていた)ハルばあちゃん
息子の横に布団を敷かせる糸子の配慮には感心させられました
意気消沈していたハルばあちゃんも、生まれたばかりの三人目のひ孫を見て布団から起き上がり
地獄から天国に戻ってきたような笑顔になって
「よ~生まれてきてくれたな~」
と、うぶ着の袖口から赤ちゃんの手を触っていました
ハルばあちゃんの笑顔が戻って、みているこちらも胸をなでおろしました
みんなの心や体が傷ついてしまった最悪の時に生まれてきた赤ちゃん
一瞬にして空気を暗から明に変えてしまいました
糸子が生まれたての天使にむかって
「あんた一生分の手柄やでえ~」
って
本当に・・・
小さな命のすごさにただただ感動でした
黄色い油紙みたいなの(昔あったよね~)でぐるぐる巻きになって寝ていた善作さん
その手を握って介抱疲れで眠る千代ママ
うぶ声で目が覚め、火傷した夫の手を放り投げ娘のとこにダ~ッシュ
「い・た・い」
涙涙の感動のシーンの中にさりげなく入れる笑いの小ネタ
上手いですね~ちゃんと視聴者に息つぎをさせてくれます
いつも先生を叱りつけている昌ちゃんが始めて出産に立ち会って感動で手が震える
これもよくわかります
こういうところの細かい描き方は女性の脚本家ならです
椎名りんごさんの「カーネーション」の歌詞は
今日まで、生まれてきた三人の我が子のことを歌ってるんじゃないでしょうかね
♪何も要らない
私が今
本当に欲しいもの等
唯一つ、唯一つだけ
この後、何が欲しいと歌詞にはなく聴くこちらの想像にまかせるわけですが
きっと、糸子が本当に欲しいのは
この小さな命が幸せであって欲しい
ただそれだけなんだと思います
さあ、明日もまた泣かされるんでしょうね
まあいいでしょう、こうなりゃどこまでも泣かせてもらいましょう
しかし、「坂の上の雲」の203高地も凄かった~
まだあのふたりの演技と戦いのシーンが頭から消えない
今日の私の小さな幸せ
きびなごのからあげをしました
揚げながらつまみ食い
アツ、アツ・・・
ビール、ビール
し・あ・わ・せ