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居酒屋ぜんやシリーズ最終巻

2021-06-20 20:10:31 | 読書

 

 

居酒屋ぜんやシリーズ

最終巻

「さらさら鰹茶漬け」

坂井希久子著

 

1.ほかほか蕗ご飯

2.ふんわり穴子天

3.ころころ手毬ずし

4.さくさくかるめいら

5.つるつる鮎そうめん

6.あったかけんちん汁

7.ふうふうつみれ鍋

8.とろとろ卵がゆ

9.ほろほろおぼろ豆腐

 

そして、10.さらさら鰹茶漬け

シリーズ終了です

 

タイトルに居酒屋ぜんやの美人女将お妙の作る料理名がついています

 

このお妙とお妙に魅了された只次郎の二人が主人公です

只次郎の名前でわかるように只次郎は次男

武家社会では家督は長男

次男は長男にもしものことがあったらのスペア

それも家督を継いだ長男に息子ができればもう後は養子先を探すしかない

 

そんな居候的な只さんですけど、この家の家計を助ける仕事を持っています

それが何とウグイスの飼育なんです

愛好家も多いので結構稼げています

 

この愛好家の一人に連れて行ってもらったのが居酒屋ぜんや

そこからストーリーが始まっていきます

 

お料理の小説は澪つくし料理帖とかお勝手のあんとかとは又少し違う感じ

 

年下だし全く子ども扱いされて相手にされなかった只さん

しかし、少しずつ成長してゆき

最後にはお妙さんのハートをがっちりとつかみ取ります

しかし、好きだ好きだと迫ったわけではない

只次郎には何とも言えない魅力があります

只次郎のウグイスの飼育に関わる姿や

結構アイデアマン

知恵もあり弁もたつ

頼りない所も多々あるけど、頼もしい所もある

なにより愛されキャラ

そんなふたりのハッピーエンドに大満足でした

 

もうお妙さんのお料理に出会えないと思うと寂しいな~

と思っていたら

な、な、なんと

最終話に初登場した人物を主人公に新シリーズが始まるそうです

だれかな?

多分お花ちゃんだろうな~

 

坂井希久子さんの

「居酒屋ぜんや」シリーズ完結記念エッセイの記事がでていました

どうぞご覧ください

 

 

https://www.bookbang.jp/review/article/676068

 

コメント
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