坂木 司著
「和菓子のアン」
癒し系の、優しい本です
「曲亭の家」
のように、キリキリと胸が痛むような本を読んだ後にはぴったりの本です
「赤毛のアン」
が好きな私はアンと言う名前に反応してしまいます
「お勝手のあん」シリーズ追っかけています
さてこの本
デパ地下の和菓子売り場でバイトしている18歳の女の子のお話
ちょっと丸い体系でお顔もま~るい
おばちゃんや子どもには好かれるタイプ
この子の名前が杏子ちゃん
だから同僚からアンちゃんと呼ばれるようになります
アンちゃんは、この和菓子売り場の中で
ささやかな事件やミステリーに出くわします
どの事件や出来事も彼女の勉強になっていき
段々成長していく過程がとってもいい
そして、和菓子の奥の深い事
そしてデパ地下の内部事情もとても興味深い
一緒に働く人たちも個性豊か
この本を読んだ後
9月になって秋を感じ始めたら
緑茶飲みながら、和菓子を食べたいな~
ってきっと思います
この本に出合えて本当に良かった
次は
「アンと青春」
「アンと愛情」
と続きます
あれ、これって「赤毛のアン」のシリーズと同じ?
いやいや「と」と「の」が違うのね
ひねってるね~
この本の著者坂木司さん1969年生まれ
勿論男性
よくこんなに上手に若い女の子の心理描写ができるものだと感心します
太宰治の書いた「女生徒」を読んだ時と同じような驚きを覚えました
杏ちゃんと同じ名前。
この本、あのなんたら、あ、そうそうkindleで読んでみて。
すごく面白いから。
今日は肌寒いくらいだったみたいね。
ニットの出番ね。
明日は会社そばの老舗で きんつば買おっと(笑)