今日一日だけ生きてみよう

卯月タラの日々のつぶやき

銀のペンダント

2008-08-05 10:38:53 | タラの日記

おはようございます、卯月です。
昨日は仕事から帰ってゴハン食べたらバタンキューで、ブログの更新ができないまま寝てしまい、ごめんなさい。

つい最近、ミイの銀のペンダントをネットで買いました。
気に入って、どこにでもつけて行ってます。
そのペンダントを見ていて、生まれて初めて、銀のネックレスを父に買ってもらった時のことを思い出しました。
別に誕生日でもなんでもないある日突然、父がオープンハートの銀のネックレスを私にと買って来たのです。「今、こういうのが流行っているらしいから」と言って。
短大の時だったかと思います。
いつもTシャツにジーンズの、洒落っけも何もない私に、父がどうして突然そんなものを買ってきてくれたのか、今でも不思議ですが、私は初めてのネックレスが(父とは仲良くなかったのだけれど)気恥ずかしくうれしくて、毎日手に取っては眺めていた記憶があります。

その後、「懐中時計が欲しい」と言っていた私に、父が「懐中時計はいいのがなかったけれど」と言って、ペンダント時計を買ってきてくれたこともありました。裏側が七宝になっている、とてもお洒落なものでしたが、私はそれをジーンズのポケットに入れたまま洗濯機で回しちゃったりして、今思うと、ああなんてバチあたりな娘だったのでしょう。(でもすぐ修理に出して、その後しばらくは大事に使ってたんだけどね。今はどこにあるだろう…実家を探せば出てくるかな?)

こうして思い返すと、父とは仲良くなかったと思ってたけど、いろいろなものを買ってもらっていたのでした。マルセル・プルーストの「失われた時を求めて」も、父にねだって買ってもらったのだったっけ。
「プルーストの本が欲しいんだけど」と言った私に、「パパにはタラがキャスパーみたいに思えるよ」と笑ってお金を出してくれたっけ。キャスパーというのは、私が小さい頃好きで見ていたアニメの主人公のオバケです。父は、娘が自分の手の届かないところへ行こうとしていることを感じていたのでしょう。

父とのことは、まだまだ書きたいことがたくさんありますが、今回はここまでにしておきます。
ミイのペンダントを見るたび、私は多分、あのオープンハートのネックレスを思い出し続けるのかもしれません。そんな私を、父は天国で見ているのかなあ。

では、今回はこの辺で。またいらしてくださいね。
暑いのでお体に気をつけてくださいね。


ガーネット・レッド

2008-08-03 21:53:37 | タラの日記
今日、娘の新しいパソコンが届きました。
うちで一番古いパソコン、もうあちこち不具合が出てきているのを、だましだまし娘が使っていたのですが、さすがにこれはという状態になって、買い替えたのです。
届いたパソコンは、NECのLaVieという機種。娘が選んだ、「ガーネット・レッド」という鮮やかな赤いパソコンです。
今、ネットに接続するのに奮闘しているところで、私はケータイでこの文章を書いています。

今日は何もしなかったなあ。
お休みだからそれでもいいんだけど、何もしないで一日が終わることに、なんだか後ろめたいような、罪悪感のようなものを感じてしまいます。
何もしなかったと言っても、洗濯はしたし、買い出しにも行ったし、夜は得意のオムライスも作ったよ。
それなのにこの罪悪感です。
一体私は何をしたいのでしょう。
どう過ごせば満足なのかな。
私はすごい欲張りなのかもしれません。

友達が、リストカットをしました。まだ抜糸のすんでいない、痛々しい傷を、彼女は私に見せてくれました。
私は、自分がリストカットした時のことを思い出し、頭がくらくらしました。
私も少し前まで、同じことをしていた。いや、未だにしそうになる時がある。
そんな時は、最近の私は狡くて、薬で眠ってやり過ごしています。自分から逃げているのかもしれないけど、これも生きるための知恵かなとも思います。
このごろ自分を宥めるために気に入っているのが、宇多田ヒカルちゃんの「This Is Love」の中の、「痛めつけなくてもこの身はいつか滅びるものだから」というフレーズ。
そう、望まなくとも私たちはいずれ死んでしまう。
だから今を一生懸命生きようよ、なんて言いたいんじゃない。
ただ、傷は少ないほうがいい、そう思うだけ。
たくさん傷つく必要はないんだ。逃げたっていいじゃないか。

昨日カウンセリングの時、先生は私に言いました。
「ケガしてたら力が出ないでしょう? お子さんを守るためにはパワーが要る。余計に傷つかないようにして、力を温存しておかないと」。
子どもを守るためでなくても、自分のために、生きていくために、力を温存しておかないと。傷つくことを回避しないと。まして自分を虐めちゃいけないよ、やっぱり。そう、彼女にも自分にも、言ってあげたいと思います。

ではまた明日ね。
暑いけどよく眠れますように。

怒りという感情について

2008-08-02 19:45:00 | タラの日記

こんにちは、卯月です。
今日は新しいミイのバッグで、カウンセリングに出かけました。
バッグはうきうきでしたが、カウンセリングはうきうきとはいかなくて、私はたくさん泣いてしまいました。
昨日の夜、姉から電話がかかってきたのです。「Sちゃん(私の亡くなった夫)が、○○の××っていうCD持ってたと思うんだけど、できたらコピーして送ってほしいんだけど」と彼女は言いました。いつも頼みごとばかりしてごめんね、と終始すまなそうな様子でした。
私は、CDのありかもわかっていたので、「いいよ」と言って、娘にコピーしてもらいました。タイトルも書いてもらって、あとはもう送るだけ。
でも私はそのCDを見るのもいやな自分を感じてしまっていたのです。
それは、夫がとても気に入っていて、亡くなる前の日まで部屋で聴いていたものでした。

できれば私は夫のことを、思い出さずにいたかった。夫が好きだった○○さんの名前を聞くことすらつらい、そのことを意識するのも避けていました。
何重にも押し込められて封印されている夫の記憶。
それが昨夜の姉の電話で刺激され、でも一人でそれを思い出すのが多分つらくてできなかったのでしょう、今日カウンセリングに行くまで、もやもやした不安や哀しみが何のせいなのか意識できずにいました。
カウンセリングに行って先生に会って初めて、私はそれを意識に上らせることができました。それで涙があふれたのでした。

人の記憶って不思議です。
耐えられないぐらいつらいことは意識に上ってこないのですね。
先生は言いました。「お姉さんに対して、無神経な人だと怒りを感じたりしないの?」
そんなことはない、と私は言いました。「だって、いやなら断ってもいいんだし、無理強いされたわけじゃないんだから」と。
先生は、「あなたをこれほど苦しめたんだから、腹を立ててもいいんじゃないでしょうか」と言いました。

不思議ですが、私はふだん「怒り」という感情を持ちません。
先生はそれを不自然だと言います。怒りは人間の自然な感情で、抱いてもいいもののはずなのだと。
そう言われても、私は人から何かされて「なんだかいやだな」と感じても、相手に怒りを感じることができないのです。
我慢、というのとは違います。意識できないのです。
私が怒りを感じるのは、強い者が弱い者をあきらかに傷つけている、という場面でのみです。そういう場面ですら、「自分も無自覚に人を傷つけているのだろうから、私にこの人を責める資格はないのかもしれない、自分だって同じかもしれないのだ」と思うとひるんでしまいます。

そう、私には人に怒りを感じる資格がない。そう思ってしまうのです。
「怒りは感情です。資格もへったくれもない。湧いてくるものです」と先生は言いました。
私には、自然に湧いてくる怒りという感情を意識できません。
これが、小さい頃に虐待を受けてきたからなのかどうか、わかりませんが、私には感覚を自分で麻痺させる癖のようなものがあるとはうっすらと自覚しています。

前に先生に、「心を広く持とうとしすぎ」と言われたことがあります。
でも、心を無限大に広く持つのが私の夢だとしたら、その夢はゆがんでいるでしょうか。
すべてを受け止めたい、すべてを許したい。神様じゃないんだから、そんなことできないのはわかってる、でもできる限り私はそうありたい。
これが私の病気の所以でしょうか。
考えるほどにわからなくなります。

長くなっちゃいました。
帰ってきて、娘が買ってきてくれたハーゲンダッツのクッキーアンドクリームを食べました。ハーゲンダッツは高いから、3割引きとかの時じゃないと買えないよ。
大好きな天むすも食べたよ。

腰痛はまだ治らないけど、今日先生が強い鎮痛剤をくれたから、多分それで大丈夫になると思う。これから飲みます。

じゃあまた明日ね。
みなさん、おやすみなさい。


「崖の上のポニョ」

2008-08-01 20:39:30 | タラの日記

こんばんは、卯月です。
昨日は午後からひどい腰痛と頭痛で、仕事からヨタヨタ帰ったらもう口をきくのもしんどくて、ブログをお休みしてしまいました。
いらしてくださったかたがた、申し訳ありませんでした。
今朝まだ腰が痛かったのですが、温湿布を貼ったらだいぶよくなり、お昼から友達に会って、一緒に「崖の上のポニョ」を観てきました。

宮崎駿さんの作品は、「となりのトトロ」にはすごく感動して涙が出たものですが、あまりに有名になりすぎてしまってからはちょっと敬遠するようになっていました。
今回の「崖の上のポニョ」も、多分、友達が誘ってくれなかったら観なかったでしょう。
でも、行ってみてよかった、と思いました。
純粋に、綺麗でかわいい、素敵な映画でした。はらはらしたり、ほのぼのしたりしました。ポニョを助ける男の子のお母さんが、たくましく強くやさしく(多分、船乗りの夫を持ち、普段ひとりで家を守っているからなのでしょうが)、私もあんなふうでありたいと思いました。カッコよかった。ポニョのお母さんもとても美しくやさしくて素敵でした。
母なるものの慈愛を感じました。

家に帰り着くと、また腰が痛くなってきてしまいましたが、届いていたリトルミイの来年のスケジュール帳(この間買った、小さい手帳とは別の、日記に使える大きいサイズのもの)とメガネケース、リバーシブルの布のバッグを開けてウキウキ。やっぱりミイはかわいいぞ。来年がたのしみ! バッグは仕事用には小さいので、プライベートで活躍してもらいます。うれしいな。

100均で、電子レンジで野菜を茹でられる容器を買ったので、早速使ってみるつもり。野菜不足の対策に使えるかな?
今日は出かけてたので、夕ご飯はカンタンに、安売りで買ったお肉を焼くことにします。

ゴハンの後はちょっとタロットの勉強をします。
ではまた明日ね。
おやすみなさい。