白井明大著「日めくり72候」によると、9月3日が東京が生まれたひだそうです。
慶応4年7月17日(1868年9月3日)「江戸を称して東京となす詔書」が発せられたと云います。
当時は[とうけい]とも読んだと云います。こういうエピソードを知っていると、江戸時代が随分身近に感じられます。
明治維新と昭和20年8月15日の敗戦によって日本の歴史は寸断され、 日本の伝統文化も寸断され、浮遊を始 めました。
最近のテレビをみていると、下品で下品で落ち着いて見ておられない。 嘗て、評論家の大宅荘一しが、民間放送がテレビ界に進出してくることを認めようとしたとき、 一億総白知化が進むと心配していましたが正にその通りで、普通の人が恥ずかしくて人前で云えないようなことをお笑いタレントと称する奇妙な人たちが堂々と口にし笑いを獲っています。
スポンサーは視聴率に時間を掛けた数をを元に算出した金額をテレビ局に支払うと聞いています。
これでは、上品を保持しようというベクトルは何処にもなく、すぐに若い女性が白いパンティーストキングで足を挙げて 踊るステージばかりを放送し、時間を稼いでいます。
今や留まる場所を見失った感じさえします。こんなテレビが各家庭に溢れることが文化国家であり、豊かな社会であるはずもありません。もう、テレビは見ないというのが、唯一の愛国的中年の勤めなのでしょうか。
つまらない映像のスポンサーになっている会社の製品は買わないという国民運動を興したいものであります。(T)
散歩道で 昔を思い出すこうせきうり