かわずの呟き

ヒキガエルになるかアマガエルなるか、それは定かでないが、日々思いついたことを、書きつけてみようと思う

ショパンコンクール

2016-01-06 | 気ままなる日々の記録

  私はクラシツク音楽に詳しいわけではない。楽器はエレクトーンを少し習ったくらいでピアノはほとんど弾けない。しかし、音楽のなかではピアノ曲が大好きで何時も夕食の時はショパンの幻想即興曲を聴いている。

  そのショパンの国際ピアノコンクールが2015年10月ポーランドのワルシャワで開催されたということは新聞で読んで知っていた。5年に1度と云うことは知らなかった。年齢制限があることも。ところが偶然、本当に偶然であるがそれに関するテレビ番組に行き当った。タイトル「もうひとつのショパンコンクール」と云う番組の題が私の興味をそそったのだ。

  2時間のドキュメンタリーであったが、近頃にはない見応えがあった。コンクールと云うと出演者ばかりに目が行くが、この番組は裏で支えている調律師に視点を当てて1か月間の足跡を追ったものである。調律師と云うと正しい音に調節するのが仕事と思いきやコンクールともなるとそうではないらしい。

 会場での音の響かせ方、ピアノの個性の出し方、弾き手の平均的な好みの探究などに加えファイナルではオーケストラがつくので、それに合うかどうかまで配慮しなければならない。連日連夜データーを駆使して夜遅くまで調節が続くらしい。

 今回はアメリカのスタインウエイ、日本のヤマハ、河合、イタリアのファツオリのピアノがステージに上がった。それぞれ好みがあり、何時でも曲に合わせてピアノをかえられるらしい。紹介の時は演奏者名 出身国 それにピアノ名が発表される。

 調律師にとってはすごいプレッシャーになることだろうと思う。イタリアのファツオリのピアノを選んだのは78人中1人であッたが、調律師は100万人に一人と云う耳を持つ日本人であった。

 結局ファイナルで使われたのはスタインウエイ、5台 ヤマハ5台ということであった。これからも、5年先を見越して年間売上3000台のスタインウエイ、売上高世界一のヤマハ、新しいピアノメーカーが加わって熾烈な戦いが繰り広げられることでしょう。見知らぬ世界をのぞき見した感じである。(E)

 


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