鬼山竜也の住宅業界 商売の王道

良い家づくりに真剣に取り組んでいる方々が、お客様のためにより良い仕事が出来るようになるためのヒントになれば、嬉しいです。

【第703回】 学生時代の師匠

2012年12月03日 | 住宅コンサルタントとして
前職、前々職で、非常にいろんなことを学ばせていただいた師匠がいますが、
実は学生時代に大きな影響を与えて下さった、とてもビッグな師匠がいます。

その師匠は、高校では野球で有名な学校で野球選手として活躍され、
社会人になってから、ボートの国体選手として活躍しつつ、テニスコーチとしても生徒さんを惹きつけ、
更に不動産会社の社員として活躍するという、非常にバイタリティー溢れる方でした。

大学2年から卒業するまで、私はテニスのインストラクターをしていたのですが、
テニスコーチのチャンスを与えてくれ、レッスンの仕方などを教えて下さった方でもあります。

とにかく、笑いの取り方が抜群にお上手で、師匠のレッスンは若い女性ばかりで
レッスン中、生徒さんの笑い声が響きまくっていました。

その笑いの取り方を学ばせていただきましたが、
実は今でも私はその笑いのパターンで講演時や勉強会時に活用させていただいています。

そして師匠は、私が大学を卒業する時に大きな決断をされます。

もともと、役者になりたい夢を持っていた師匠は、会社を辞め、

「役者としてチャレンジしたい。収入は大幅に下がるが、3年待って欲しい。
3年で芽が出なければ、夢を諦め普通の会社員として働くから、3年チャンスをくれ!」

と奥様に直訴し、役者への道を志しました。

そして、社会人になった頃、私は中谷彰宏さんの本にはまっていたのですが、
何と師匠が中谷さんの本の中で紹介されていたのです。

役者として最初は、エキストラの役などが中心だったそうですが、
エキストラとして台本通りにせず、自分なりの工夫をして監督に怒られるとか、
わずかの出演時間(10秒程度)のために、片道8時間かけて青春18切符で東京まで来て、
撮影後、また青春18切符で関西に帰る、などの生活をしているエピソードが紹介されていました。

その本を読んで、思わず中谷彰宏さんにお手紙を書き、ご丁寧にお返事も頂戴しました。

私が前々職時代、営業マンとしてとても順調に業績を出し、出世街道を歩んでいた30歳の時、
自分が本当にやりたい仕事は何なのかを真剣に考えました。

大企業でサラリーマンとして進むのか?
それとも経営コンサルタントになるのか?

転職すると、年収が350万下がることは分かっていましたが、
学生時代の師匠に習って、

「転職したい!3年チャンスをくれ!
もし、3年で結果が出なければ、佐川急便のセールスドライバーでも肉体労働でも、
何でもやって、必ず稼ぐから、挑戦させてくれ!」

と家内にお願いしました。

そして、自分を追い込むために、転職前に住宅ローンを組み、
3年で年収が元に戻らなければ自己破産する状況に自分を追い込み、転職したのです。

この決断が出来たのも、学生時代の師匠のおかげなのです。
そして転職した前職で、尊敬する師匠の真似をさせていただき、
更に師匠以外にもいろんな方から学ばせていただいたおかげで今があります。

そんな学生時代の師匠と18年ぶりに連絡が取れました!
師匠も私のことを覚えてくれていて、今度食事に行きます。

今、Vシネマやドラマ、映画で活躍されており、
ゴールデンタイムのドラマで主人公を刺す極道役でもテレビに出たりされています。

師匠と食事に行った際、師匠がOKをしてくれれば、
ブログやFBでご紹介しますね~。
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