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鬼山竜也の住宅業界 商売の王道

良い家づくりに真剣に取り組んでいる方々が、お客様のためにより良い仕事が出来るようになるためのヒントになれば、嬉しいです。

【1957回】 スペインで感じたこと

2016年05月09日 | 住宅コンサルタントとして
ビジネスの基本は何か?

いろんな考え方があるかと思いますが、
私の場合は、需要と供給のバランスを重視して見ます。

例えば住宅の場合、あるテイストに人気が集まっていますが、
そのテイストを求めるエンドユーザーの数の割合に対し、
そのテイストの住宅を提供している同業他社が何社くらいあるか?
という見方をします。

明らかに供給過多の場合、そのテイストでその市場で商売をやることを進めせん。
逆に供給が足りないのであれば、GOです。

で、スペインにこのゴールデンウイークに行っていましたが、
スペインでも商売をやるとしたら、という感じでいろいろと考えておりました。

まず、4月、5月のバルセロナは花粉がメチャメチャ多い。
現地で鼻をズルズルいわしている人。
それからくしゃみをしている人はメッチャ多かったです。

でもスペイン人で花粉症と認識している人はほとんど居なさそうでした。
だって、マスクをしていたのは、私と家内、それから日本人と見える方だけでしたから・・・。

なので耳鼻咽喉科をスペインで開いたり、花粉症グッズを販売したら、
結構評判になるだろうなぁ、と感じていました。

次に4月、5月というのは、ヨーロッパはまだ肌寒い日が多い。
日本だとこういう日に温かい汁物が食べたくなりますよね?
でも、スペインの場合、スープを置いているお店が非常に少ないのです。

ですので、うどんやそば、ラーメンの業態を出したら、冬場を中心にメッチャ売れると思います。

スペインでは温かい飲み物と言えば、コーヒーや紅茶くらいなのかもしれません。
だからこそ、温かい汁物に関しては必ず需要があると感じました。

また、日本食に関しては、本当に注目を浴びていると感じるシーンが多々ありました。
日本の素晴らしい文化の一つである和食をもっと世界に広めていくには、
本当に機が熟していると感じます。

それに比べ、日本の現状の住宅と言ったら・・・。

住宅やインテリアのレベル(特にデザインと性能)を高める必要性をヒシヒシと感じました。

もっと精進して、自分の仕事に取り組もうと感じた、このゴールデンウイークでした。
コメント
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