鬼山竜也の住宅業界 商売の王道

良い家づくりに真剣に取り組んでいる方々が、お客様のためにより良い仕事が出来るようになるためのヒントになれば、嬉しいです。

【2058回】 海外から来られる方にもっと親切なインフラを

2016年08月18日 | 住宅コンサルタントとして
ニューヨークやイタリア、スペインに行って感じたことですが、
とにかくスマホが一つあれば、本当に旅行が楽しめるんです。

例えば、ホテルの予約もそう。
航空券もレストランも、全てネットで予約が簡単にできるのです。

ニューヨークでとても便利だったのは、Open Tableというサイトで、
これで簡単にレストランの予約ができるのですね。

後、Uber。
私は結局、使おうと思っているうちにタクシーがつかまったので使わなかったですが、
これも今、自分がいるところまで簡単に車が迎えにきてくれるサービスです。

後、ヨーロッパに行く際によく使うのが、
宿泊に関しては、Hotel.com。

そしてイタリア国内の電車の予約はitaro。
これで日本から簡単に電車の予約、発券ができるのです。

予約をして、その予約した内容がPDFデータで送られてきて、
それをプリントアウトし、持参すれば、それがそのまま切符代わりになる。
だから現地で切符を買うために、並ばなくても済むのです。

いろんな施設や交通手段の予約や手配が、
世界中の人たちにとって使いやすく整えられているのです。

しかしながら、日本に関して言うと、日本人を対象にしたシステムしか無いんですね。

例えば、JR東海のエクスプレス予約やJR東日本のえきねっとなどは、
わざわざ会員登録をしなくては使えなかったり、
更にエクスプレス予約は専用のクレジットカードを持たなければ決済できないなど、
もう自分たちの都合をお客様に押し付けているというか、
一方的にハードルを高くしているというか・・・。

海外の旅行されている方に会員登録して下さい、なんていうのは、
ちょっと顧客志向では無いと思うのです。

最近でこそ、JR東海は新幹線の車内において、車内改札を指定席に関しては無くしましたが、
それまではいちいち切符を見せなくてはならず、これも大変面倒くさいことでした。
(JR東日本の新幹線や特急の指定席に関しては、かなり前から車内改札はされず、
車内で落ち着いて寝たり仕事ができていました)

リニアを建設したりする前に、
もっとお客様の立場に立ったサービスを充実させた方が良いと思うのですが・・・。

歴史もあり、日本にしか無いものも多々あり、
本当に世界的に見ても日本という国は魅力的だと思うのです。

ただ、海外から来て下さる外国人の方をお客様とした場合、
全く持ってまだまだ顧客の立場で旅行しやすい環境をつくれていない。

外国の方が日本に来られて、ストレスを感じることなく、
移動したり宿泊できたりする環境を日本全体でつくっていけば、
まだまだ海外からの観光客は増えると思います。

自分がお客様の立場でいろんなことを体験すればするほど、
見えてくることがあるのです。

だからこそ、経営者やマーケティング担当者は、
いろんなことを経験する必要があるのです。
コメント
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