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鬼山竜也の住宅業界 商売の王道

良い家づくりに真剣に取り組んでいる方々が、お客様のためにより良い仕事が出来るようになるためのヒントになれば、嬉しいです。

【第3145回】 業績の拡大と共に経営も変えていく

2019年08月10日 | 住宅コンサルタントとして

業績が拡大していくと、

業務量の増加に伴い、スタッフさんの数も増えていきます。

 

すると少数精鋭の時には考えられなかったことが

多々、組織内に起こります。

 

トップが折に触れ、スタッフさんに話していることが伝わっていない。

 

これまで会社に対して

献身的に働いてくれていたスタッフさんの態度が

何となく変わってきた。

 

アットホームだった組織内で、ちょいちょい揉め事が発生する。

 

スタッフが10~20名を超えたあたりから、

そういうことが起こり始めます。

 

以心伝心。

阿吽の呼吸。

アナログ的な感覚。

 

こういった領域から卒業しなくてはならないのです。

 

ルールや基準の明確化。

文章で通達を発信する。

アナログに加え、デジタルでもコミュニケーション。

 

私、社会に出て最初に勤めさせていただいた会社は、

当時でも従業員が1万人以上、おりましたので、

こういった部分は組織としてかなり洗練されていました。

 

当時は「そんなん、言われんでも分かってるっちゅーねん」と思っていたことも、

なぜ会社が手間暇をかけていろんな発信をやっていたのか、分かります。

 

スタッフさんが増えていくと、マネジメントを変えなくてはならないのです。

 

ビジネスセンスは抜群で、

個人としても優秀な経営者が経営する住宅会社が、

20棟前後で成長が止まってしまうのは、

経営者がこれらのことを分かっていないからなのです。

 

業績が向上し、スタッフが増えてきた時点で、

経営そのものを変えていかなくてはならないのです。

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