鬼山竜也の住宅業界 商売の王道

良い家づくりに真剣に取り組んでいる方々が、お客様のためにより良い仕事が出来るようになるためのヒントになれば、嬉しいです。

【第3140回】 理性を使って感情をコントロールする

2019年08月05日 | 住宅コンサルタントとして

ネガティブな言葉が自然と出てくるような会社になると、

活気も無くなり、運気も下がり、

全てがマイナスの方向に進んでいきます。

 

組織全体がネガティブになっていく最大の原因は、

トップや役員といった経営陣がネガティブな思考の持ち主で、

上の立場の人たちがネガティブな発言をするからです。

 

会社でも、家庭でも、その組織のリーダーは、

常にポジティブで前向きでなくてはなりません。

 

そのためには、何が必要か?

 

昨日、たまたま本屋さんに行って、

稲盛和夫さんの「心。」という著書を手に取りました。

 

ここ10年以上、稲盛さんの本を目にはしていなかったのですが、

この「心。」の中に、上記の答えが書かれてありました。

 

「怪我をしたなら、『ああ、これくらいの程度の怪我ですんでよかった。

体が動かせないほどの惨事にならずにすんだ』と思う。

病気であっても、『これくらいの病気で、手術でよくなってよかった』

と喜ぶことです。

災難が起こったということは、業が消えたということです。

だからこそ、大きなことはもちろん、ごく小さなことであっても、

それによって業がなくなったことを「喜ぶ」べきなのです。

たとえ心からそう思えなかったとしても、

理性を使って喜ぼうとする思いをもつことが大切です」

 

以上、引用終わり。

 

思い通りにならない時。

努力をしていても成果につながらない時。

社員さんのことを思って経営していても、

社員さんが辞めていく時。

 

こういう時、ポジティブに自分の気持ちを持っていこうと思っても、

なかなか難しいかと思います。

 

その時こそ、理性を使って自分の感情をポジティブに持っていく。

 

これが重要なのです。

 

この感覚、私は10年以上前から持つことが出来ていて、

例えば長男、次男が中学受験で第一志望に受からなかった時でも、

 

「どれだけ努力しても、思う通りの結果につながらないことがある、

ということを小学生の間に学べて良かったやん」

 

と心から思っていました。

 

理性を使ってポジティブに受け止める。

 

皆さんは出来ていますか?

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