ネガティブな言葉が自然と出てくるような会社になると、
活気も無くなり、運気も下がり、
全てがマイナスの方向に進んでいきます。
組織全体がネガティブになっていく最大の原因は、
トップや役員といった経営陣がネガティブな思考の持ち主で、
上の立場の人たちがネガティブな発言をするからです。
会社でも、家庭でも、その組織のリーダーは、
常にポジティブで前向きでなくてはなりません。
そのためには、何が必要か?
昨日、たまたま本屋さんに行って、
稲盛和夫さんの「心。」という著書を手に取りました。
ここ10年以上、稲盛さんの本を目にはしていなかったのですが、
この「心。」の中に、上記の答えが書かれてありました。
「怪我をしたなら、『ああ、これくらいの程度の怪我ですんでよかった。
体が動かせないほどの惨事にならずにすんだ』と思う。
病気であっても、『これくらいの病気で、手術でよくなってよかった』
と喜ぶことです。
災難が起こったということは、業が消えたということです。
だからこそ、大きなことはもちろん、ごく小さなことであっても、
それによって業がなくなったことを「喜ぶ」べきなのです。
たとえ心からそう思えなかったとしても、
理性を使って喜ぼうとする思いをもつことが大切です」
以上、引用終わり。
思い通りにならない時。
努力をしていても成果につながらない時。
社員さんのことを思って経営していても、
社員さんが辞めていく時。
こういう時、ポジティブに自分の気持ちを持っていこうと思っても、
なかなか難しいかと思います。
その時こそ、理性を使って自分の感情をポジティブに持っていく。
これが重要なのです。
この感覚、私は10年以上前から持つことが出来ていて、
例えば長男、次男が中学受験で第一志望に受からなかった時でも、
「どれだけ努力しても、思う通りの結果につながらないことがある、
ということを小学生の間に学べて良かったやん」
と心から思っていました。
理性を使ってポジティブに受け止める。
皆さんは出来ていますか?