鬼山竜也の住宅業界 商売の王道

良い家づくりに真剣に取り組んでいる方々が、お客様のためにより良い仕事が出来るようになるためのヒントになれば、嬉しいです。

【第3328回】 野球型の指揮の時代の終わり

2020年02月09日 | 住宅コンサルタントとして

今の時代、お客様の変化のスピードに

企業やお店がついていけていないことが非常に多いです。

 

もうリアルタイムで市場が動いている感じなんですね。

 

こういう時代に、未だに野球のように

ベンチから監督(社長)がサインを出して

そのサインの指示通りにしか現場スタッフが動かなければ、

お客様に置いてけぼりにされてしまうの、ってイメージできますか?

 

野球は攻撃側と守備側が明確に分かれるから良いのですが、

現代の市場はサッカーのようにリアルタイムで戦況が変わるのです。

 

だから、ベンチからの方針は当然決まっていますが、

戦況に合わせて現場で各自が考えて

動けるようにしないといけない時代です。

 

特に経営者が50代60代の会社の場合、

市場が猛烈に変化していることに気付かず、

未だに全ての決定権を自分が持ちたがり、

全ての意思決定を自分がやっている方もいるかと思います。

 

そういう経営者に限って、

 

「ウチの社員は指示待ちで・・・」

 

なんてことをおっしゃるのですが、

現場のスタッフに任せる部分は任せ

経営者としてもっと長期的なビジョンを持ち、

その実現のために長期的な手を打っていくことの方が

はるかに大切でしょう。

 

戦略は決めますが、実行は任せていかないといけないですし、

現場がやりやすい環境をつくることがトップの仕事です。

 

小さなことまで全て決定を自分がして、

それで満足していませんか?

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