鬼山竜也の住宅業界 商売の王道

良い家づくりに真剣に取り組んでいる方々が、お客様のためにより良い仕事が出来るようになるためのヒントになれば、嬉しいです。

【第3335回】 中国の現状から経営を考える

2020年02月16日 | 住宅コンサルタントとして

今回の中国のコロナウィルスの影響により、

住宅業界でもほぼ全メーカーの商品の供給のメドが立たない事態になりそうです。

 

実際にTOTOさん、LIXILさんなど大手メーカーから

各商社、建材店さんに納期遅延の通達が流れているようです。

 

2月上旬に京都に服を買いに行ったのですが、

その際、店員さんより「春物が今年は入ってこないんですよ」と言われていました。

 

住宅業界のさまざまな商材も、

中国企業の部品を使って完成品が出来上がっている場合、

当然ながら商品の製造がストップしますよね。

 

今日、中国でビジネスを展開している友人と食事をしていたのですが、

現状、中国企業の操業は、実際はかなり止まっているようです。

 

そして日本で報道されている以上に、

事態はもっと深刻な様子。

 

友人も中国出張は全て中止にしたとのこと。

 

また今日の食事会のメンバーのもう一人の先輩は、

今週、マレーシアに出張に行く予定なのですが、

友人は本気で「やめといた方が良いです」と止めてました。

 

普段、イケイケな彼がああいう態度に出るということは、

これからもっと大変な事態になるということを想定しておいた方が良いでしょう。

 

クライアント様にはお知らせいたしましたが、

対策の一つとして考えなくてはならないのは、

モノが止まるとお金も止まるということです。

 

中国企業の中には、倒産する会社もあれば、

支払を延期してくる会社が多々、あるかと思いますし、

住宅業界でも現場がストップすれば、

当然ながらキャッシュは入ってこないということになります。

 

そこに対して、しっかりと準備をすることが大切ですね。

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