鬼山竜也の住宅業界 商売の王道

良い家づくりに真剣に取り組んでいる方々が、お客様のためにより良い仕事が出来るようになるためのヒントになれば、嬉しいです。

【第3350回】 多店舗展開をしている会社が注意しなければならないこと

2020年03月02日 | 住宅コンサルタントとして

私が今、乗っている車は、今年の秋でリースアップの予定です。

 

基本的に車の購入に、半年前くらいから動く私は、

昨日、2件のディーラーに試乗予約と来場予約を入れていました。

 

1件は、国産車のディーラーで、

メーカーのサイトから自宅に近いディーラーを選択し、

そこで10時に試乗予約を入れていたのです。

 

ただ、試乗予約はネットで申し込みましたが、

担当営業マンからは電話がかかってきたのです。

 

この時点で、少し違和感を持っていたのですが、

まあ、先方にも事情があるだろう、ということで、

電話で時間の確認、試乗車の確認をしました。

 

で、昨日、自宅の近くのディーラーを訪問し、

名前を伝えても、受付の方は、予約が入っていないとのこと。

 

間違いなく電話でやり取りをしたのに、

私の予約は通っていない。

 

もうこの時点で、このディーラーから買う気はゼロになっており、

「いや、結構です」とお店を後にしました。

 

そしてその後、どうしてこう1.なったのかが、原因が分かりました。

 

・そのディーラーは、京都・滋賀に複数店舗を展開している

・予約は、ディーラーの本社で一括して受けていて、

顧客が試乗したい試乗車がある店舗の営業マンにその情報が届く

・その試乗車がある営業所は、自宅の近くのディーラーではなく、

琵琶湖の反対側にある、別の店舗だった

・私に電話をかけてきた営業マンは、自分が勤務している店舗に

お望みの試乗車があることを調べてから、私が予約をしたものと勘違いしていて、

いちいち福栖店舗があるとか、どの店舗でお待ちしているということを言わなかった

 

といった感じでした。

 

まあ、WEBでの問い合わせに対し、電話をかけてくる時点で、

仕事ができないビジネスパーソンを証明しているようなものですが、

お客様の目線で物事を考えられない(=自分の都合でしか物事を見れない)、

ビジネスパーソンであり、企業なのでしょう。

 

このメーカーの車は、一生乗らないと決めました。

 

メーカーとして良い車を開発することも大切ですが、

どれだけ良い車でも、窓口となるディーラーの対応が悪いと

お客様の心は離れてしまいますものね。

 

複数店舗を展開している会社は、こうしたことが無いように、

常にどこの店舗で何時にお待ちしているのかを

お客様に分かりやすく伝えることに、

細心の注意をはらわないといけませんね。

 

と同時に、口頭でのコミュニケーションではなく、

メールやLINEでコミュニケーションを取る、

そして自社のサイトのモデルハウスの場所をわかりやすくしておく、

など、やるべきことがたくさんあるかと思います。

 

多店舗展開をしている会社さんは、

そのあたりを再度チェックしてみましょう。

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