鬼山竜也の住宅業界 商売の王道

良い家づくりに真剣に取り組んでいる方々が、お客様のためにより良い仕事が出来るようになるためのヒントになれば、嬉しいです。

【第3377回】 説明力や説得力を高めるための方法

2020年03月29日 | 住宅コンサルタントとして

商談をしているだけで、こちらが楽しくなってしまう営業マン。

なぜか話を聞いていると引き込まれてしまう営業マン。

 

そういう営業マンになるには、どうすれば良いと思いますか?

 

あまり勉強していなくて、

トップレベルの人がどんな努力をしたのかを

分かっていない人は

 

「あの人、もともと口がうまいから・・・」

 

と才能や素質で説明力が決まる、と言いたげなのですが、

実際、説明力や説得力を高めるのに、才能は不要なのです。

 

説明力、説得力は、後天的に自分の努力で高めることは可能です。

 

例えば、島田紳助さんはデビュー前に

いろんな先輩漫才師の漫才を録音し、

それを全て文字に起こし、

笑いが起こるパターンを見える化していきました。

 

その中でおそらく、笑いのパターンを掴まれたと思います。

 

そしてそこから派生して、説得力を持たせるトークの型を

自分なりに作り上げていかれたと思います。

 

私、個人的には武井壮さんのトーク力がすごく好きで、

「大人の育て方」というYouTubeの動画を見て痺れたのですが、

武井壮さんがどうやってトーク力を身に着けたのか、ということは、

カジサックさんのYouTubeの番組の中で

非常に詳しくお話されております。

 

武井さんも、お笑い芸人のトーク力に感動し、

毎晩、西麻布のバーでいろんな芸人さんの会話を

音声データとして録音し、それを文字に起こし、

自分が面白いと思った芸人さんのトークを

完全に再現できるまで繰り返し練習されたそうです。

 

そう、説明力や説得力、お笑い力を高めるには、

結局、いろんな人の音声を自分で文字化して分析する、

ということをどれだけやったかで決まるのです。

 

 

実は、私もこの仕事に就いた頃というのは、

もう全く上手に話せなかったんです。

 

時間のコントロールもできませんし、

結論も分かりにくいし、

話の途中で自分が迷子になることも多々、ありました。

 

でも、前職時代のスーパースターだった先輩の

講演のテープ(当時はまだカセットテープの時代)を借りて、

そしてそれをわざわざ聴くためにカセットウォークマンも購入し、

移動時間にひたすら聴いて、パターンを覚えました。

 

今は、準備ゼロで1時間や2時間、いろんな話が出来ますが、

15年前に猛烈にこうした下積みをやっておりました。

 

説明力、説得力なんて、センスが全く無くとも、

圧倒的に量をこなすことである一定のレベルは

誰でも身に着けることが可能です。

 

先輩の音声データ、録音して聴いてみませんか?

 

そして自分の手で文字化して、

ポイントを見える化してみませんか?

 

そんな努力すらできないのであれば、

説明力なんて身に着かないと思います。

 

やるかやらないかで、自分の未来が変わるのです。

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