鬼山竜也の住宅業界 商売の王道

良い家づくりに真剣に取り組んでいる方々が、お客様のためにより良い仕事が出来るようになるためのヒントになれば、嬉しいです。

【第3371回】 力のある住宅会社と力の無い住宅会社の差

2020年03月23日 | 住宅コンサルタントとして

力のある住宅会社の特徴をまとめると、

 

「集客数と契約数が比例する」

 

ということに集約されます。

 

商品力、営業力が、今のお客様の嗜好・価値観に適応できている会社は、

お客様さえ来場して下されば、契約数は集客数に比例します。

 

しかしながら、集客数と契約数が比例しない会社、

すなわち、集客数が伸びても契約数が上がってこない場合、

商品か営業に問題があるのです。

 

商品のトレンドで言えば、

大抵の会社のデザイン力が向上してきている昨今、

性能面に関して、営業マンが語れるようにしておかないと、

お客様に与えられるインパクトが少なくなってしまいます。

 

「なぜこういう工法、制震装置を標準にしているのか?」

「なぜこれだけ気密と換気にこだわるのか?」

 

など、ストーリーがお客様に語れるようにしておかないとまずいです。

 

商品のコンセプトやデザインが洗練されていたとしても、

この性能面でしっかりとした自社の信念が無い会社は、

埋もれてしまう時代になった、と感じています。

 

コンセプト売りだけでは、お客様に選んでいただけないのです。

 

そして営業面に関していえば、

口八丁営業が完全に通用しない時代となりました。

 

お客様の質問に口頭による説明に終始している営業マンは、

情報武装されたお客様に通用しないのです。

 

お客様から頻繁に聞かれることに対して、

しっかりと資料をつくり、データを取って、

視覚に訴える形で誠実に説明できる営業マンが

お客様から信用されるのです。

 

そしてお客様に対して誠実で、

お役立ち精神溢れる人間性を有していないと

お客様から信用されない時代となりました。

 

お客様を自分の都合の良い方向に導いていこうとする、

操作主義が嫌われる時代なのです。

 

こうした社員教育、人間力教育まで含め、

営業力なのです。

 

ここを理解できない住宅会社は、淘汰されていくことでしょう。

 

良い時代です。

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