鬼山竜也の住宅業界 商売の王道

良い家づくりに真剣に取り組んでいる方々が、お客様のためにより良い仕事が出来るようになるためのヒントになれば、嬉しいです。

【第4054回】 日本トップクラスの住宅会社の実情

2022年02月04日 | 住宅コンサルタントとして

注文住宅年間200棟以上の会社の中で、

おそらく営業マン一人当たりの受注平均や、

新規来場からの成約率日本一の会社。

 

この会社の中にどっぷり入らせていただいて、

お付き合いをさせていただいておりますが、

本当に不思議なことが多々、あるのです。

 

ちょっとまとめると、次のような感じになります。

 

1.他社でバリバリ売っていた、経験豊富な営業マン。

入社当時、かなりクセが強く、

すなおさや謙虚さが欠けるかな、と思っていると、

1年も経たずに、すなおさ、謙虚さが身につき、

人間力が向上するのです。

結果、メチャ売れる営業マンになられます。

 

2.営業さんは歩合の比率が高いのですが、

新人がデビューすると、数か月は上司や役員が、

とにかく新人に成功体験を積んでもらおうと、

徹底的にサポートして、デビュー月から契約しまくる、

ということが恒例になっている。

歩合の会社なのに、上司は自分の受注を減らしてでも、

部下に数字をつけてあげようとする風土が出来上がっています。

 

3.各部署、忙しくて時間が無いのにも関わらず、

「そんなことやる時間が無い」とか、

「それ、ウチの部署の仕事じゃない」

なんてネガティブ発言を聞いたことがありません。

特に役職が上の立場の方ほど素直で、

会社を良くするためにやるべきことがあれば、

本業以外のことでも積極的に取り組んでおられます。

 

なぜこういう風土が出来上がったのか、

私自身、全てを拝見しておりますが、

本当に分かりません。

 

でも皆、会社が好きで、面倒見が良く、

雰囲気の良い部活のような空気感なのです。

 

一応、毎月いろんなご提言を

このクライアント様にさせていただいておりますが、

このクライアント様の業績が好調なのは、

120%、クライアント様自身の優秀さと

人間力の高さが原因です。

 

私の提言は、1ミリも影響がありません。

 

こういう空気感をつくることができれば、

いろんな問題も組織で乗り越えていけると思います。

 

そして、2023年には(←大分先の話ですが・・・)、

このクライアント様の視察ツアーを

企画したいと思っています。

 

経営者と幹部でご参加くださいませ。

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