鬼山竜也の住宅業界 商売の王道

良い家づくりに真剣に取り組んでいる方々が、お客様のためにより良い仕事が出来るようになるためのヒントになれば、嬉しいです。

【4741回】 自分に売る

2023年12月23日 | 住宅コンサルタントとして

12月に各クライアント様におススメしている動画、本で、

プルデンシャル生命の伝説の営業マン、金沢景敏さんの動画を

各クライアント様に見ていただいておりますが、

その動画の中で個人的にダントツなのが、

 

「自分に売る」

 

ということの必要性です。

 

自分たちの会社そのもの、

自分たちの会社のスタッフ、協力業者様、

自分たちが扱っている商品、

これらを自分に売れているかどうかが、

営業マンとしてお客様の前に立った際の説得力や自信に

非常に大きな影響を与えていると思います。

 

自分がお客様の立場だとして、

数ある住宅会社の中から自社を選べるかどうか?

 

ここで自分の会社、自分たちが扱っている商品を

選ばない営業マンから買いたいお客様は、

当然ながら存在しないでしょう。

 

だからお客様に売る前に、まずは自分に売る、

ということが重要である、とおっしゃっている金沢さんのお言葉に

私自身は200%、共感しています。

 

私、営業マン時代、

それからコンサル駆け出しで営業をしなくてはならなかった際の

買っていただける確率は非常に高かったと思いますが、

私自身の会社員時代、自分が在籍していた会社のことを

完璧に自分に売ることができていました。

 

まず会社を売るとは、どういうことか?

 

私がやっていたのは、

創業者や現経営者の思想や教えをお客様にお伝えし、

更に自分がその教え、思想に共感しまくっていることを伝える、

ということです。

 

「工務店様の繁栄なくして、販売店様の繁栄なし

販売店様の繁栄なくして、トステムの繁栄なし」

 

という、潮田健次郎さんの考えに、

20代の頃に共感しまくっておりました。

 

自分たちのお客様の商売が順調でなければ、

我々は買っていただく機会を増やしていけない。

だから、お客様に繁栄していただけるよう、

自分たちがしっかりと学び、情報を収集し、

それをお客様にお伝えし、お客様繁栄していただこう!

 

というその考えに心の底から感動し、

そこから工務店様の商売が繁盛するためには、

どういうことをやっていただくことが大切なのか、

ということを調べ始め、経営のことを学びたくなり、

結果、今の仕事につながったのですが・・・。

 

「こんな思想のメーカーって、他にありますか?

絶対に、ウチと付き合っていただいた方が、

御社のためです。

私、御社の発展のために、全力をお尽くしします。

そのためにも、何か一つで良いので、

我が社の商品を買って下さい」

 

って、私、営業していました。

 

商品の話、一切していませんよね?

 

商品の話は最後で良いんです。

 

まずは、自分に売る。

 

次に自分や会社を売る。

 

商品は最後で良いのです。

(もちろん、お客様とコミュニケーションを取って、

良好な関係を構築するために、

商品のことをお話することはありますが、

あくまでも会社や自分を売ることが先なのです)

 

自分に売る。

 

皆さんはできているでしょうか?

コメント
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