鬼山竜也の住宅業界 商売の王道

良い家づくりに真剣に取り組んでいる方々が、お客様のためにより良い仕事が出来るようになるためのヒントになれば、嬉しいです。

【4737回】 日本語の上手な使いまわしを真似る

2023年12月19日 | 住宅コンサルタントとして

営業マンは言葉を使ってお客様とコミュニケーションを取り、

良好な関係性を構築する必要があります。

 

その関係性があるから、お客様は本音でお話しして下さる。

 

お客様と良好な関係を築く上で重要なのは、

笑顔や姿勢、所作が好印象であることに加え、

自己開示であったり、共通点探しなども重要ですが、

非常に重要なことは、お客様の質問に対する回答が

非常に完結で分かり易かったり、

お客様がおっしゃったことへの共感や感嘆など

コミュニケーションスキルが高い、ということです。

 

このコミュニケーションスキルを高める方法は

いろいろとあるかもしれませんが、

私がおすすめするのは、

上司や先輩でコミュニケーションスキルが高い方の

言葉の使い方や抑揚を真似る、ということ。

 

この真似る意識が高いかどうかが、

自身のコミュニケーションスキルを決めるのでは、

と個人的に思っています。

 

説明であっても、お客様の話に対するリアクションにしても、

とにかく言葉を使ってお客様にお伝えしなくてはなりません。

 

私自身も若かりし頃は言葉の引き出しが少なくて、

おそらく非常に単調な相槌しかできず、

共感や感嘆に関しても「へ~、いいですね」「すごい~」とか、

子どもレベルの引き出ししか無かったと思います。

 

でも、上司や先輩のトークをそのまま真似たり、

本に書かれている言い回しを使ってみたり、

テレビでお笑い芸人さんのMCの回し方を模倣したりするうちに、

引き出しの中の言葉が増え、状況や感情に応じて

適切な言葉をアウトプットできるようになったのだと思います。

 

上司や先輩の言葉の言い回しをただ聞いているだけでは、

自分の言葉の引き出しの中に入ってきません。

 

完全に模倣するつもりで、集中して聴かないと、

自分のものにできないのです。

 

そして良いアウトプットするために大切なのは、

アウトプット量の10倍のインプットをすること。

 

3分の話をしようと思うのであれば、

30分話せるだけの準備をして、

それを3分に濃縮還元するから濃い内容になるのです。

 

それくらい、言葉の引き出しにストックしておかないといけないと考えると、

いろんな上司や先輩のトークを完コピしていかなければ、

全然貯金できていかないのです。

 

でもそれをやり続けることで、

お客様の質問に対する回答の仕方とか、

お客様のおっしゃったことに対しての共感や感嘆が

非常にうまくなるのです。

 

そうすると、お客様はこちらに心を開いて下さり、

本音をドンドンお話して下さるようになる。

 

優秀な方の言葉の言い回しをドンドン真似していきましょう。

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