営業にしても設計にしても監督にしても、
プレーヤーとして成長するには、
専門知識やコミュニケーションスキルの向上に勤しめば良いのですが、
リーダーとして成長していこうと思うのであれば、
それだけでは足りません。
コーチングのスキルとかももちろん大切だと思いますが、
もっと大切なことがあると思っています。
それはリーダー自身の仕事への姿勢、学ぶ姿勢、生き方などが
若手メンバーの模範になれていることです。
口頭でどれだけ伝えても、
部下は頭でしか理解できません。
大抵の方はイメージできないのです。
実際にやっているところを見せることが重要です。
しかも自分がやって見せていることは、
部下にはたった10%しか伝わりません。
「良いことは10見せて1しか伝わらないが、
悪いことは1やって10伝わる」
と私が最近ドハマりしている方もおっしゃっていますが、
本当にその通りだと思います。
そして部下の模範となる行動を毎日、継続できていること
一時的に部下に模範を示したとしてもそれは意味がありません。
1年3年5年と、継続して模範となる姿勢を見せ続けることで
部下も変わっていくのです。
そしてこれは子育てにも全くもって当てはまります。
子どもは親の言動をよく見ています。
「勉強しなさい!」「本を読みなさい!」という親が
日頃から勉強しない、本も読まないと説得力がありません。
一時的に模範を示したとしても、効果ありません。
子どもや部下にこうなって欲しい、
と思うのであれば、まずは自分がそうなっておくことが
上司や親には欠かせない、と思っています。