鬼山竜也の住宅業界 商売の王道

良い家づくりに真剣に取り組んでいる方々が、お客様のためにより良い仕事が出来るようになるためのヒントになれば、嬉しいです。

【第3665回】 お客様の見方、行動パターンに合わせて作りこんでいるか?

2021年01月11日 | 住宅コンサルタントとして

非常事態宣言が発令されたから、

コロナが流行しているから、

といっても、お客様が殺到するお店は存在します。

 

何だか最近、日本は人口減と高齢化が同時に進むから、

未来は明るくない、みたいなことを

いろんな方がおっしゃっておられますが、

どんな環境でも、成功する人やお店は存在します。

 

そういうお店に共通するのは、

とにかくお客様の立場で徹底的に

自社の商品やサービスを考えて作りこんでいるということ。

 

今、ある大人気ベーカリーのオーナーの本を読んでいるのですが、

パンはテイクアウトの商品なので、

レストランのシェフのように

 

「これとこれを混ぜて、一気に口の中に入れて下さい」

 

というような食べ方の指定はできないのですね。

 

なのでこのオーナーは、例えばパンの形を長細くすれば、

誰でも端から食べるはず。

 

だからパンの両端に、お客様にまず味わっていただきたい味を

わざわざ仕込んで作っておられるのですね。

 

単価が数百円のパンですら、

ここまでお客様のことを考えているのです。

 

私が大好きなお鮨屋さんの大将は、

お客様がお鮨をどう持って、

口にどのように入れるのかを見て、

シャリとネタが最も一体となる形でシャリを握られます。

 

住宅業界で、ここまでお客様の行動や思考をイメージし、

モデルハウスの中や打合せスペースの快適さを作りこんでいる会社は、

一体、どれくらいあるでしょう?

 

例えば、玄関横にあったら、奥様がワクワクするスペースって?

そのスペースのディスプレイ・演出は、どうあるべきか?

 

トイレの中にあると喜ばれるものは何?

その便利さをお客様に伝えるトークのパターンは?

 

着座してお客様とお打合せをする際、

どういう流れで商談を進めれば、お客様はワクワクされるのか?

 

お客様が不安に思われていることに対して、

解決策を理解していただくための資料は分かりやすいか?

 

などなど、手を打つべきことは、無数にあるかと思います。

 

異業種で圧倒的な成果を出されている企業・お店を研究すると、

本当に参考になることが多々あります。

 

異業種の成功企業から、積極的に学んでいきましょう!


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