鬼山竜也の住宅業界 商売の王道

良い家づくりに真剣に取り組んでいる方々が、お客様のためにより良い仕事が出来るようになるためのヒントになれば、嬉しいです。

【第3666回】 小さくまとまった経営者にならないために・・・

2021年01月12日 | 住宅コンサルタントとして

優秀なスタッフさんがいたり、

良い家をつくっているにも関わらず、

会社の業績が伸びないのであれば、

その要因は、ただ一つ。

 

経営者の経営力の問題です。

 

経営者の発想が小さいというか、

器が小さいというか、

とにかく小さくまとまって、

目先しか見えていないのですね。

 

3年後の会社のビジョンや、

そのビジョンの実現のために何に取り組むのか、

ということを質問しても、

非常に抽象的な回答しかできないのですね。

 

「集客にこまらない会社にしたい」

 

みたいな感じです。

 

会社を成長させるためであったり、

時代の流れに適応していくためには、

いろいろと投資をしなくてはならないのですが、

器が小さいために、お金を使うことには消極的で、

とにかくコストカットが大好き。

 

そしてちょっとした取り組みで成果がちょっと出ると、

すぐに満足し、それで成功パターンを掴んだように思ったりと

とにかく本質が見えていないのですね。

 

大切なのは、継続することなんですが・・・。

 

自社で家を建てて下さったお客様のメンテナンスを

責任を持ってやっていくことや、

自社で働いてくれているスタッフさんが成長し、

しっかりとした収入を得ていただくためには、

会社を成長させていかなくてはならないのです。

 

ただ、器が小さい経営者は、そういう発想ができず、

とりあえず会社は黒字で継続できれば良いと考えがちで、

それはすなわち、自分のことしか考えていないのですね。

 

継続して成長していくためには、

スタッフさんが成長することに加え、

会社としていろんな手を打ち、

それを上手に回していく必要があるのです。

 

そのために、経営者は実務以外の

いろんなことを学ばなくてはならないのですが、

器が小さい経営者は、いつまでも自分が実務をしたがります。

 

実務を他の人に任せる器の大きさが無いか、

もしくは人を雇用して固定費を上げたくないためです。

 

こんな小っちゃい発想で、会社が成長していく訳もない。

 

成長しない会社に、

優秀な社員さんが入社してくれる訳もないですし、

会社が魅力的になっていく訳もない。

 

とにかく、経営者はまず自らがたくさん学び、

いろんなことを経験し、成長しなくてはなりません。

 

そして能力だけではなく、

人としての器も大きくしていく努力が欠かせないのです。

 

だから経営者は、自分にとっての師匠をつくった良いのです。


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