日本の住宅の性能は、まだまだ低すぎます。
日本で75歳以上の高齢者が浴室で溺死する人数が、
人口10万人当たりで比較した際、
ドイツの25倍も高いということをご存知でしょうか?
ヒートショックが原因で、浴室内で溺死する方は、
年間で6000人以上と、交通事故より多く、
コロナの死者数よりも多いのです。
更に室温が18℃未満の家に住むと、
高血圧になったり、頻尿になって安眠が妨げられたり、
健康寿命が短くなったりと、
特に高齢になってきたときに、さまざまな問題が起きるのです。
では性能に力を入れている会社の家が素晴らしいかと言うと、
使いやすい間取りを提案できなかったり、
細かな収まりや使う部材に知識が無く、
野暮ったいデザインの家しか建てられない会社も多いです。
大手ハウスメーカーなら良いかというと、
大手ハウスメーカーの営業マンの大半は、
自社で家を建てないという事実があり、
すなわちコスパが悪いことを分かっていたりします。
(弊社のクライアント様で大手ハウスメーカーの社員さんが
よく家を建てているのです)
話が反れましたが、
家の室内温度は18℃以上をキープすれば、
健康寿命が延びるのです。
そのためには、UA値とC値、
それから換気システムと暖房計画が非常に重要です。
UA値が0.5以下、C値は1以下で、
熱交換換気システムが稼働すれば、
室内の温度差は相当緩和されます。
(東北などだともう1ランク上のレベルが必要)
こうした家の場合、朝、起きた時の室温も、
それから夜、お風呂に入ろうとした際の
脱衣室や浴室内も18℃以上、キープできるので、
家の中で背中を丸めず、更には心臓に負担もなく
生活ができるのです。
性能のことを追求している住宅会社の中で、
デザインのことも極めようと努力しており、
かつ人柄の素晴らしい住宅会社こそが、
家づくりを託すべき会社です。
こういう会社は、探せば必ず地域にあります。
性能とデザインとおもてなしと価格。
このバランスが業者選びで大切なのです。