住宅会社の広報担当者から頂く質問で、
良くあるケースは、
「今度、見学会を開催するのですが、
開催ギリギリまで工事しているので、
現場の写真が撮れないです。
web広告やHP掲載するのに、
どうしたら良いでしょうか?」
というもの。
この質問に対して、答えは3つしかありません。
1.工事中の実際の建物の写真を使用して広告を打つ
2.「写真はイメージです」という言葉を入れて、
よく似たテイストの過去写真を使用する
3.広告は打たない
皆様なら、どれを選択しますか?
私個人の見解ですが、
1と3を選択する方は、神経質すぎると思います。
個人的な意見ですが、2の一択です。
イメージ写真を使用して、
しっかりと「この写真はイメージです」という説明を入れて、
広告を配信したとして、
「なんだよ、写真と違うじゃないか!」
というクレームを入れてくる方は、
自社のお客様になっていただかない方がよろしいと思います。
私、過去に建築資材メーカーに在籍していたので、
もうホンモノのクレーマーを多数、知っているのです。
ショールームでキッチンの色を決め、
その通りの商品を納材したのにもかかわらず、
「俺がショールームで見た扉の色と違う!」
という方も居ましたし、
ユニットバスのサーモスタット水栓(温度調整できるもの)を
冬場、ひねった際に、
「俺は40℃で設定しているのに、
最初の数秒、水しか出ないじゃないか!」
という方もおられました。
こうした明らかに神経質な方も
世の中、ある一定比率で存在しますが、
こういうクレーマーを相手に商売すると、
自社のスタッフさんが精神的におかしくなったりするので、
まあ自社ではお断りした方が良いのです。
カスタマーハラスメントは、
もっと広まった方が良いと
個人的に思っています。
で、自社で広告を打つ際ですが、
「実際の建物の写真しか使ってはいけない」
という考え方は、神経質過ぎますし、
こういう発想では、自らに足かせをつけているのと同じです。
柔軟に物事を考えていくべきですね。