鬼山竜也の住宅業界 商売の王道

良い家づくりに真剣に取り組んでいる方々が、お客様のためにより良い仕事が出来るようになるためのヒントになれば、嬉しいです。

【第3621回】 神経質過ぎるのは、ビジネス上、マイナス

2020年11月28日 | 住宅コンサルタントとして

住宅会社の広報担当者から頂く質問で、

良くあるケースは、

 

「今度、見学会を開催するのですが、

開催ギリギリまで工事しているので、

現場の写真が撮れないです。

web広告やHP掲載するのに、

どうしたら良いでしょうか?」

 

というもの。

 

この質問に対して、答えは3つしかありません。

 

1.工事中の実際の建物の写真を使用して広告を打つ

2.「写真はイメージです」という言葉を入れて、

よく似たテイストの過去写真を使用する

3.広告は打たない

 

皆様なら、どれを選択しますか?

 

私個人の見解ですが、

1と3を選択する方は、神経質すぎると思います。

 

個人的な意見ですが、2の一択です。

 

イメージ写真を使用して、

しっかりと「この写真はイメージです」という説明を入れて、

広告を配信したとして、

 

「なんだよ、写真と違うじゃないか!」

 

というクレームを入れてくる方は、

自社のお客様になっていただかない方がよろしいと思います。

 

私、過去に建築資材メーカーに在籍していたので、

もうホンモノのクレーマーを多数、知っているのです。

 

ショールームでキッチンの色を決め、

その通りの商品を納材したのにもかかわらず、

 

「俺がショールームで見た扉の色と違う!」

 

という方も居ましたし、

ユニットバスのサーモスタット水栓(温度調整できるもの)を

冬場、ひねった際に、

 

「俺は40℃で設定しているのに、

最初の数秒、水しか出ないじゃないか!」

 

という方もおられました。

 

こうした明らかに神経質な方も

世の中、ある一定比率で存在しますが、

こういうクレーマーを相手に商売すると、

自社のスタッフさんが精神的におかしくなったりするので、

まあ自社ではお断りした方が良いのです。

 

カスタマーハラスメントは、

もっと広まった方が良いと

個人的に思っています。

 

で、自社で広告を打つ際ですが、

 

「実際の建物の写真しか使ってはいけない」

 

という考え方は、神経質過ぎますし、

こういう発想では、自らに足かせをつけているのと同じです。

 

柔軟に物事を考えていくべきですね。


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