鬼山竜也の住宅業界 商売の王道

良い家づくりに真剣に取り組んでいる方々が、お客様のためにより良い仕事が出来るようになるためのヒントになれば、嬉しいです。

【4682回】 夫婦揃って経営に携わる際の長所と短所

2023年10月25日 | 住宅コンサルタントとして

ご主人が社長、奥様が専務(もしくは取締役)、

という中小企業は、それなりにあります。

 

経営に非常にプラスになるケースも、

それからその真逆で、経営に大いにマイナスになるケースも、

これまで沢山見てきました。

 

経営にプラスで働くケースをまとめてみると、

 

・ご主人を奥様が立てつつ、

奥様自身は控えめで縁の下の力持ちとなっている

・夫婦仲が良い

・公私混同をしない

・社長と奥様の得意分野が異なり、

お互い相手の得意分野は任せており、口を出さない

・奥様がいつもニコニコしている

 

という感じになるかと思います。

 

一方、大井にマイナスとなるケースをまとめると

 

・夫婦お互いに主張が強く、

社員さんの前で言い争いが起きる

(どちらかが引く、ということができない)

・そもそも、夫婦仲が良くなく、

家庭内の良くない雰囲気を職場に持ってくる

・仕事が全くできなく、実績も出していない自分のパートナーを

役員にしていたり、高額な給与を支払うという、公私混同がひどい

・夫婦仲は良いのだが、お互い依存しまくってる

(まあ、これも公私混同の一種ですね・・・)

という感じでしょうか・・・。

 

業績が良かったり、ブランディングが優れていると、

優秀な社員さんの比率が高まってきます。

 

そして優秀な社員さんは、成長していくにつれて

経営トップに君臨している社長ご夫婦が、

自分がついていくにふさわしいかどうかを見極めるのです。

 

優秀なスタッフさんについて来てもらえるよう、

経営者ご夫婦は、社員さんたちからどう見られているのか、

ということを意識しなくてはなりません。

 

そして上記にまとめた、

会社にとって大いにマイナスになるケースに該当する場合、

夫婦どちらかが会社を離れた方が、

社員さんにとって非常に働きやすくなったりするのです。

 

生産性が低い、経営理念も持たない、

三流の会社で良いのであれば、

あまりこだわらなくても良いかもしれませんが、

一流の会社を目指すのであれば、

夫婦揃って会社に入る場合、

気をつけなくてはならないのです。

 

優秀な社員さんは、社長ご夫婦の仕事に対する姿勢や生き方を

しっかりと見て、自分の身の振り方を判断することを

経営者夫婦はしっかりと理解しておきましょう。


コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 【4681回】 大企業病を... | トップ | 【4683回】 プライベー... »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。

住宅コンサルタントとして」カテゴリの最新記事