鬼山竜也の住宅業界 商売の王道

良い家づくりに真剣に取り組んでいる方々が、お客様のためにより良い仕事が出来るようになるためのヒントになれば、嬉しいです。

【4681回】 大企業病を防ぐには・・・

2023年10月24日 | 住宅コンサルタントとして

大企業病にかかった会社は、

治療に莫大な期間とお金を必要とします。

 

だから、どんな会社であったとしても、

大企業病にかからないように注意して

組織を回していかなくてはなりません。

 

受注棟数が増えていくに連れ、

各部署のスタッフの人数が増え、

全社員が一堂に集まって行われる全体会議が難しくなる。

 

リモートだとトップの熱量がイマイチ伝わりにくく、

実際に皆、会って会議を開くのは部署ごとであったり、

各拠点内だけとなっていく。

 

そうして、会社が

 

「どこを目指しているのか?」

 

ということが分かりづらくなり、

その目的地に到達するための手段も?となる。

 

結果、お客様最優先の決断と行動ではなく、

会社最適を考えての決断・行動でもなく、

自分の部署最適を考えて、いろんなことを決断し、行動する。

 

これが大企業病です。

 

これを防ぐためには、いろんなやり方があるかと思います。

 

まずは各部署のリーダーを教育し続け、

リーダーが常に全体最適を考えて決断・行動できるようにする。

 

各部署のリーダーが定期的に集まって、

全体最適をテーマにミーティングを行う。

 

リーダー同士の交流を深める。

 

そしてそういうやり方以外に、弊社のあるクライアント様が

もの凄い決断をされました。

 

それは、大きくなり過ぎた各組織を解体し、

各ユニットを小さく再編する、というもの。

 

部署間の調整という、面倒なプロセスがかなり削減され、

スピードを持って決断し、行動していくことが目的です。

 

これがうまくいくかどうか、

やってみなくては分かりませんが、

うまく回らなかった場合の方針転換も

非常に速いクライアント様なので、

まあ大丈夫かと思います。

 

いずれにしても、組織が大きくなり過ぎると

大企業病に陥るリスクは高まってくるのです。

 

それを回避するために、どういうことに取り組みますか?


コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 【4680回】 鮨オーベル... | トップ | 【4682回】 夫婦揃って... »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。

住宅コンサルタントとして」カテゴリの最新記事