鬼山竜也の住宅業界 商売の王道

良い家づくりに真剣に取り組んでいる方々が、お客様のためにより良い仕事が出来るようになるためのヒントになれば、嬉しいです。

【第3631回】 常に変化に適応できるよう、柔軟さを身につける

2020年12月08日 | 住宅コンサルタントとして

日本全体が本当に大きく変わった2020年。

 

コロナの影響で、変わらざるを得なくなった1年でした。

 

無駄な会合が激減した。

遠方のお客様と商談するのに、

わざわざ出張しなくとも済むことが分かった。

研修やセミナーも、出向かなくても済むことが理解できた。

 

これまで、商談したり学んだりするのに、

移動や宿泊をする必要がありましたが、

移動、宿泊をしなくとも成立してしまうことを

人間は学習したのです。

 

大きな箱を貸すことで収益を上げていた、

ホテルや不動産のオーナー、

出張族の移動で収益を稼いでいた

交通機関やビジネスホテル、

大人数の宴会やパーティーが収益源だった

飲食業などは、業態を転換する必要があるのです。

 

商売は、絶対に安泰なんてことは無く、

外部環境は常に変わります。

 

今、通用していることが、永遠に通用する、

なんてことは絶対に無いのです。

 

住宅業界で言えば、

お客様の情報収集力が本当に高くなってきていて、

そのお客様の知識についていけていない会社が

かなりの割合を占めています。

 

お客様が住宅会社に求めるレベルが上がっている中、

例えば断熱方法や換気システムで、

過去良かったと思われているものが

時代に合わなくなってしまったり、

逆に過去、流行っていたものが再び注目されたりと、

実は目まぐるしく変わっていたりします。

 

更にお客様が求めている情報に気付くことができず、

10年前と同じような情報を発信している会社には、

本気度の高いお客様が全く集まらない、という事態に

既になっているのですね。

 

時代の変化に合わせて

自社の商品やサービス、マーケティング、組織を

柔軟に変えていける会社のみが、

この時代を勝ち残っていけるのです。

 

そして変化するのに重要なのは、

常に動いている、ということ。

 

硬直した体がすぐに動かないように、

硬直した組織は、変わろうと意思決定をしても

すぐに動き出せないのです。

 

経営者や経営幹部は、

こうした本質を理解しておかなくてはならないのです。


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