鬼山竜也の住宅業界 商売の王道

良い家づくりに真剣に取り組んでいる方々が、お客様のためにより良い仕事が出来るようになるためのヒントになれば、嬉しいです。

【4651回】 来場数が減少している理由

2023年09月24日 | 住宅コンサルタントとして

住宅会社にとって生命線とも言える、新規来場数。

 

SNSやYouTubeで、発信すべきことをコツコツやっている。

 

WEB広告やTVCMも十分にできている。

 

お客様が来場しやすい展示場もある。

もちろん、毎日の環境整備も完璧。

 

でも、来場数が減るケースもあるのです。

 

こういう時、多くの住宅会社の経営者、

それからマーケティング担当者は、

 

・広告のデザインや頻度であったり、

販促企画のピントがズレている

 

・SNSやYouTubeによる発信の

頻度やクオリティが不足している

 

と考えがちなのですが、

それ以外にも理由があるのです。

 

それは、自社のメイン商品が、

今、エリア内で家を検討している方のニーズに合っていない、

ということです。

 

自社の展示場を持っている会社の場合、

モデルハウスのデザインや価格、性能や仕様が

ターゲット層が求めていることとズレている可能性もある、

ということです。

 

これ、異業種の経営者、

特に飲食店や小売店の場合、

気づきやすいのですが、

住宅会社の場合、ここに気づくことが苦手なケースが多いのです。

 

なぜなら、どれだけ売れたとしても、

営業マン一人あたり月に3棟くらいだし、

お客様の来場数も1店舗月に20~30組程度のことが多く、

対応するお客様の組数も異業種と比較すると少ないのです。

(その分、単価はダントツに高いですが・・・)

 

なのでお客様の嗜好やニーズの変化に気づくのが遅れる、

という会社が結構多いのでは、と感じています。

 

特に自社のメイン商品が一世代前に

かなり一世を風靡するくらい、人気だった会社ほど、

気づくのが遅れがちなのです。


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