鬼山竜也の住宅業界 商売の王道

良い家づくりに真剣に取り組んでいる方々が、お客様のためにより良い仕事が出来るようになるためのヒントになれば、嬉しいです。

【第3234回】 感謝の気持ち

2019年11月07日 | 住宅コンサルタントとして

前々職時代、営業の仕事をしたくてしたくてたまらないのに、

キッチンやシステムバスの施工やアフターをする部署で

1年3か月ほど仕事をしていました。

 

そして営業をさせてもらえることになり、

自分の担当のお客様を訪問させてもらって

いろんなお話をお客様とできることが

嬉しくて嬉しくてたまりませんでした。

 

「カタログを持ってきてほしい」というような依頼ですら、

嬉しくてすぐに対応した記憶があります。

 

担当させてもらえるお客様を持たせてもらったことや

お客様を訪問し、いろんな提案ができること。

 

見積依頼をいただいたり、図面をいただけること。

 

お客様と現場に下見に行けること。

 

その全てをありがたい、と思い、

感謝の気持ちを持って対応させてもらっていました。

 

そうすると、お客様に可愛がっていただけて、

商品知識もない、価格は他社よりも高いのに

注文をいただくことができるようになりました。

 

しかしながら、たくさん注文をいただけるようになり、

自分のペースで仕事ができずに常に仕事に追われるようになってくると、

注文をいただくということ以外の依頼がくると、

段々と感謝の気持ちが弱まっていきました。

 

そうすると、明らかに商品知識も営業トーク力も上がっているのに、

お客様から注文をいただける数が減ってきました。

 

こういう経験ってありませんか?

 

売れ続けている営業マン、圧倒的に支持されているお店に共通するのは、

お客様が居て下さること、仕事をさせていただけることに

感謝の気持ちを持って、楽しく仕事をしているということ。

 

お客様がいる、仕事があるというのは、

そもそもそれだけでありがたいのです。

 

このことを忘れて、仕事をしていると、

お客様も、それから商売の神様からも

そっぽを向かれてしまうのです。

 

仕事に対する感謝の気持ち。

皆さんは持っていますか?

コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 【第3233回】 会社の真... | トップ | 【第3235回】 問題が起... »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。

住宅コンサルタントとして」カテゴリの最新記事