鬼山竜也の住宅業界 商売の王道

良い家づくりに真剣に取り組んでいる方々が、お客様のためにより良い仕事が出来るようになるためのヒントになれば、嬉しいです。

【第4197回】 現場の士気が上がらない時

2022年06月27日 | 住宅コンサルタントとして

商品力もあり、マーケティング力もある。

更には営業力もある。

 

こういう住宅会社でも、

業績が芳しくない時があるのです。

 

軍隊で言うと、最新鋭の武器もあり、

情報収集力も戦闘力もある軍隊でも

負けることがある、ということ。

 

上記3つの力があり、更に戦略も間違っていない。

 

でも、結果が出ない。

 

その原因で多いのは、部隊の士気が下がっている、ということ。

 

士気が下がり、チームとして機能しない。

 

自信を持って、セールスができない。

 

後ひと踏ん張りが、効かない。

 

こうして、実力を発揮できなくなるケースがあるのです。

 

では、士気が下がるのは、どういう時か?

 

私自身の経験上、士気が下がるケースで圧倒的に多いのは、

会社が出す方針に、現場スタッフさんが共感できない時です。

 

その方針そのものが、ピントがズレていることもあれば、

現場への伝え方に問題があるケースもありました。

 

更に考えられるとすると、

 

・会社の方針通りに仕事をしても、成果がでない

・成果に見合った評価をしてもらえない

・組織内の人間関係が悪化

 

という感じかと思います。

 

いずれにしても、士気が上がらないと、

実力を発揮できないのです。

 

方針を見直すか、

現場とコミュニケーションをしっかりと取り、

社内の人間関係を良くすることで、

士気は必ず上がっていきます。

 

そして重要なのは、

お客様のためになることに関しては、

スタッフさんは士気が上がる、ということ。

 

逆に自社の都合をお客様に押し付ける、

というのは、現場スタッフの士気を下げることになるのです。

 

ただし、お客様の満足度の最大化を目指すあまり、

必要以上の時間をかけ、必要以上のスタッフを雇用すれば、

会社の収益性は当然ながら悪化します。

 

お客様の満足ラインをクリアすることと、

必要以上の経費や時間をかけないようなしくみを構築することが、

経営陣の腕の見せ所なのかもしれません。

 

皆さんの会社の、現場スタッフの士気は高いでしょうか?


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