鬼山竜也の住宅業界 商売の王道

良い家づくりに真剣に取り組んでいる方々が、お客様のためにより良い仕事が出来るようになるためのヒントになれば、嬉しいです。

【4453回】 商品よりも、まずは会社を売ることができているか?

2023年03月10日 | 住宅コンサルタントとして

注文住宅年間200棟以上の会社で、

生産性やスタッフの愛社精神力が

ダントツ日本一なクライアント様。

 

そのクライアント様でおこなった営業研修で、

テーマとさせていただいたのが、

 

・会社

・自分

・商品

 

についての説明をして下さい、というもの。

 

これに関して、営業さん7名に発表してもらったのですが、

その回答に私、個人的に感動してしまいました。

 

というか、このクライアント様がもしライバル会社だったとしたら、

ぶっちゃけ勝てる気がしない、と感じました。

 

もちろん、お客様にはいろんなタイプの方がいますので、

自分が得することしか考えないタイプや

人情や熱意といったものに価値を感じないタイプの方は、

このクライアント様を選ばないかもしれませんが、

人間味溢れる、心があたたかいお客様は皆、

このクライアント様を選ぶであろう、という感じなのです。

 

そしてこの会社の営業さんですが、

商品や自分について売り込むことは無く、

皆、とにかく会社と自分以外のスタッフのことを

熱く語るのですね。

 

最高の仲間がいる会社で、

チーム一丸となってお客様のために、

良い家をつくってお引渡しをする、

ということができる会社なのです。

 

とにかく会社そのものと、

上司や設計・コーディネーター・監督の素晴らしさを

どの営業マンも語るのです。

 

更に広報チームと昼食を一緒にしたのですが、

 

「私、こんなに自分の会社にハマるとは思いませんでした」

「この会社のこと、大好きなんです」

 

という言葉が自然と口から出てくるのですね。

 

いやいや、こんな会社に勝てる訳ないでしょ、と

個人的に思います。

 

こういう会社をつくれたとしたら、

社員さんにとっても、お客様にとっても、

取引会社さんにとっても、

おそらく最高だと思うのですね。

 

この会社さんの視察クリニックは昨年、開催したのですが、

それはハード面を見学していただくことが中心だったのです。

 

この次、企画する際は、

各スタッフの愛社精神であったり、

役員さんや支店長の基本的な考え方について、

もう一度、弊社のクライアント様に学んでいただきたい、

と個人的に強く思っています。

 

社員さんが好きでたまらない会社をつくったら、

市場において無敵なのです。


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