弊社のクライアント様で、ここ最近、
とても面白いことが起こっています。
非常に優秀な経理部長。
経理の仕事だけだと能力を持て余しているのでは、
と感じた社長が、経理部長を工事部の責任者に任命。
すると、工事部が見事に建て直され、ミスが激減した、
という事例がありました。
また年間20棟以上を担当している現場監督に、
広報担当も兼任してもらったところ、
施工写真のクオリティが良くなったり、
インスタ広告の精度やSNS の更新頻度が高まったり、
というような事例もあります。
年間25棟もの注文住宅のお引渡しをしているのに、
週2日、キッチリと休み、夜も19時までには帰る現場監督や、
年間50棟の建築確認をやりながら、30棟の打合せに参加し、
ほぼ毎日、定時に帰る設計さんなど、
各クライアント様のスタッフさんの仕事量を教えていただくと、
とてつもない量を涼しげにこなしているスタッフさんが、
実は結構おられるのですね。
その一方で、年間12棟の引渡で、
いつもバタバタしていて残業続きの監督さんとか、
年間15棟の設計で残業続き、
かつミスが続出している設計さんなど、
トップクラスの方たちとはスピードもクオリティも
レベルが全く異なるスタッフさんたちが存在するのも事実。
スタッフさん一人ひとりに個性がありますし、
それぞれの強みや特技もバラバラです。
各スタッフさんの強みを活かせるよう、
最適な業務の回し方を構築したり、
最適な役割を任せたりすることは、
経営者にしかできないかと思います。
ただ、つくづく思うのは、
優秀な方に得意なことを任せると、
一般的なレベルの倍以上のパフォーマンスが出る、ということ。
皆さんの会社では、各スタッフの得意なことや強みを引き出し、
パフォーマンスを最大化することが出来ているでしょうか?
そして設計は設計だけ、現場監督は現場管理だけ任せるのではなく、
優秀な方にはいろんな仕事を任せてみると良いかもしれませんね。