鬼山竜也の住宅業界 商売の王道

良い家づくりに真剣に取り組んでいる方々が、お客様のためにより良い仕事が出来るようになるためのヒントになれば、嬉しいです。

【第3837回】 気が利く体質になれるか?

2021年07月02日 | 住宅コンサルタントとして

正解に誰でもアクセスできるようになった現代、

年々、商品で差がつきにくくなっています。

 

したがって、商品以外の分野で如何にライバルに差をつけるのか、

ということが住宅会社の課題になってくる訳ですが、

弊社が以前から何度もお伝えしているのが、

おもてなし力や気の利き方で差をつける、ということ。

 

昨日、お伺いしていたクライアント様で、

ブレイクしている20代の営業さん。

 

私が到着した際、外はかなり雨が降っていたのですが、

事務所に到着して、中に入らせていただくと、

すぐにタオルを持ってきて下さり、

私のキャリーバックを拭いて下さいました。

 

これを上司に言われてやったわけではなく、

自然と体が動いてして下さった訳です。

 

雨の日に傘を何本か持って、

お客様の車が敷地内に入ってきた瞬間に、

外にパッとお迎えに行く。

 

お子さんが好きなキャラクターの塗り絵や動画を

あらかじめ用意しておく。

 

お客様が前回、オーダーされたお飲み物を覚えておいて、

お飲み物のオーダーを訊く際にさりげなく伝える。

 

のどが渇いていないか、

長時間の打合せの場合、適度なトイレ休憩を取るなど、

お客様が笑顔になるような対応は、

いくらでも工夫することができるでしょう。

 

そしてこれがマニュアル・型としてやっているのではなく、

ただただお客様に対する純粋な思いから行動できれば、

それは間違いなく、見る眼があるお客様には伝わります。

 

競合して勝つ確率が高い会社は、

こうした自然なおもてなしが自然にできています。

 

逆にこういうことが苦手な会社は、

競合負けする確率が高いような気がします。

 

すなわち、商品力や提案力よりも、

気が利く会社の方が、お客様に選ばれるということ。

 

皆さんの会社は、気が利く体質でしょうか?


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