鬼山竜也の住宅業界 商売の王道

良い家づくりに真剣に取り組んでいる方々が、お客様のためにより良い仕事が出来るようになるためのヒントになれば、嬉しいです。

【第5116回】 2025年の展望

2025年01月01日 | 住宅コンサルタントとして
新年明けましておめでとうございます。
本年もどうぞよろしくお願いいたします。

2025年はどんな一年になるのか?

更には2030年を見据え、
住宅会社の経営者はどのような経営判断をし、
ビジネスパーソンはどのように
成長していかなくてはいけないか?

このあたりについての私なりの考えを
まとめたいと思います。

まず住宅着工数ですが、
こちらは大方の予想通り、
伸びることはないでしょう。

市場が本格的に縮小していく中で、
住宅会社は戦っていかなくてはなりません。

更に大きな問題は、未婚率が年々、高くなっていることで、
子育てファミリーの数は統計的に凄い勢いで減少しています。

未婚・シングル世帯が非常に増えているのが、今の日本。

この現状を踏まえ、
住宅会社は商品開発であったりマーケティングを
市場に合わせていかなくてはいけないでしょう。

実際、2024年の弊社のクライアント様の中でも
着工数における延べ床面積や階層に関しては、
ある傾向が明らかに見て取れました。

2025年以降も、その流れは変わらないでしょう。

家といえば、34~36坪の4LDKが売れ筋、
という時代は完全に終わったと言えるでしょう。

ですからモデルハウス建築や商品開発に関しては、
この市場の変化を捉えて実施していかなくてはなりません。

次に広告について、です。

もうこれはずっと言い続けていますので、
改めてお伝えする必要も無いでしょう。

広告の効果は2025年も着実に下がります。

広告ではない違う形で、
住宅会社はターゲット層に情報発信をしていかないと、
マイホームを検討しているお客様との接点が持てない、
という事態となってしまうのです。

広告に頼らない接点を市場と構築していく、
ということは、住宅業界の永遠のテーマなのです。

そして2030年を見据え、
住宅会社として取り組み続けなくてはならないことは、
とにもかくにも組織づくりです。

採用の難易度は、この先も上がり続けるので、
2030年でも就職を希望する学生さんが
たくさん応募してくれる会社を
今からつくっていく必要があるのです。

20代30代の若手スタッフが活躍していて、
会社のビジョンが明確で、
しかも職場がオシャレでカッコいい。

こういう会社をつくっておかないと、
若いスタッフさんたちが働きたいと集まってくれないのです。

そういう会社にお客様も来て下さる訳もなく、
魅力的な会社を今からつくっていかなくてはなりません。

目先の数字を追いかけるだけでなく、
5年、10年先を見た経営をおこなっていきましょう!

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