かなり以前から感覚的に分かっていたことなのですが、
「当社の家はこんなに素晴らしい!」
「これだけの高性能を実現!」
「材料には徹底的にこだわっている!」
というようなゴリゴリ系の広告は通用しなくなる、
と何度もお伝えしてきたと思います。
また、
「限定〇棟!」
「今がお得!」
「家はまだ建てるな(←古っ!)」
的な煽り系の広告もしかり。
私が感覚的に感じていたことを
年明けの日経MJの記事が分かりやすくまとめて下さっていました。
1990年代後半から2010年生まれの世代をZ世代と言うのですが、
この世代の価値観として、フェアネスというキーワードが挙げられます。
フェアネスとは、不正や過度の作り込みを嫌う性質のことで、
分かりやすい例でいうと、美容系の広告なんて盛り過ぎですが、
ああいう広告のことを言うのですね。
あんな広告に騙されるのは、本当に情報リテラシーの低い人のみで、
Z世代はこうした情報に敏感なのです。
というのも、幼少期よりデジタル環境に囲まれて育ったため、
クリエイティブな感性と編集能力に非常に優れているのです。
結果、過度に作りこまれた情報を見抜き、嫌う傾向が強いのです。
結果、売り手側のプッシュ型マーケティングは嫌われ、
共感が持てたり、何となくいい味が出ている会社に
お客様は自然と集まってくる時代になるのだそう。
ちなみに、Z世代の消費者が支持することとして、
LOCAL
INTERNATIONAL
FAIRNESS
ETHICAL
の頭文字を取って、「LIFE」がキーワードだそうです。
特に、フェアネスとエシカル(倫理的)が重要で、
正しいことに愚直に取り組み、
信用を積み重ね、お客様に応援していただいている会社が、
これからの時代、勝ち残るのでしょう。
良い時代です。