鬼山竜也の住宅業界 商売の王道

良い家づくりに真剣に取り組んでいる方々が、お客様のためにより良い仕事が出来るようになるためのヒントになれば、嬉しいです。

【4458回】 皆に愛される会社をつくっていく

2023年03月15日 | 住宅コンサルタントとして

これまでいろんな住宅会社を見てきました。

 

個人的にひどいと思ったケースをまとめます。

 

【パターン1】

営業がプランをつくり、プラン確定を行い、

それを基に設計が実施図面を制作し、確認申請を行う、

という業務フローの会社。

 

営業がお客様とプラン確定した図面を見て

 

「こんなプランじゃ、確認申請通らないよ」

「本当にウチの営業、頭良くないし建築しらないよね」

 

と設計がまるで役所の役人のように非協力的で、

しかも上から目線で営業を見る会社。

 

【パターン2】

現場監督がとにかく会社に対して反抗的で、

会社が監督に対し、注意をしたら、

 

「だったら私、辞めます」

「着工中の現場のこと、知りませんよ」

 

と無責任発言をする始末。

 

【パターン3】

営業がとにかく権限を持っていて、

 

「俺たちが受注しなければ、

設計や監督の仕事は無いんだぞ!」

「お客様がこういう希望なんだから、

何とかこの間取りで確認を通す方法を考えろ!」

 

と設計さんや監督さんに感謝もなく、

勘違いしている言動を取っている会社。

 

 

こうしたタイプの人たちには、

個人的に「どこ見て仕事、してんねん!」

と思ってしまいます。

 

上記3パターンの会社のようになってしまう場合、

基本的には経営者のマネジメント力が無い、

ということに尽きます。

 

営業・設計・工事。

 

この3部門がお客様のために心を一つにして、

協力して良質な家をつくっていく。

 

これが基本姿勢なのですが、

それぞれの部署のトップに、

他部署への配慮や人間力に欠けた、

ただ仕事ができるだけの人を任命すると、

自部署の都合を優先し、

部署内の関係性が悪化し、

部署内がギスギスした雰囲気になってしまうのです。

 

住宅会社が設計や工事のトップに、

思いやりの心が欠けていたり、

自己顕示欲の強いタイプを任命してしまうと、

お客様の方を見ず、営業にも非協力的で、

役所のような感じになってしまうので、

経営者は注意が必要です。

 

「こんな厳しい時代に、頑張って契約を取ってきてくれる、

ウチの営業さんってすごいよね!

だから俺たちも営業さんに協力して、

可能な限りお客様や営業さんの要望を叶えてあげよう!」

 

とか、

 

「今、しんどいけど、営業が頑張って受注してきたから、

何とかみんなで乗り切って、工期に間に合わせよう!」

 

とお客様と営業に対し、協力的で献身的な設計や工事の部署をつくること。

 

そして設計や工事の部署の方たちに、

心から感謝をして接すると共に、

後工程の方たちが仕事をやりやすいように、

自分たちがやるべきことをやる営業。

 

こういう組織をつくることができれば、

確実に地域ナンバー1になれるのです。

 

そんな素晴らしい会社を作り上げたクライアント様が、

弊社にはありがたいことにいます。

(←私、何の貢献もしていません。

このクライアント様が自らそう進化していったのです)

 

弊社のクライアント様が皆、こういう会社になってもらいたい。

 

会社が大好き!

会社に来ることが楽しい!

この会社で働くことができて幸せ!

 

そんな気持ちで毎日、働くことができたら、

みんな幸せになると思うのです。

 

素晴らしいクライアント様のおかげで、

新しく目指すべきゴールが見えました。

 

本当に恵まれています。

感謝です。


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