鬼山竜也の住宅業界 商売の王道

良い家づくりに真剣に取り組んでいる方々が、お客様のためにより良い仕事が出来るようになるためのヒントになれば、嬉しいです。

【4325回】 与えられた環境を楽しむのも、文句をいうのも自分次第

2022年11月02日 | 住宅コンサルタントとして

大阪で生まれ育ち、

大学生で京都で一人暮らしをしていた私は、

社会人になると同時に

北海道旭川市で社会人の生活をスタートさせました。

 

車が無くとも便利な施設が近くにあり、

服や本など、いろんなモノを買うのに苦労せず、

娯楽の選択肢も多々ある関西で育った私には、

当時の旭川の街が衝撃でした。

 

夜9時には繁華街の一部を除き、暗くなる。

休日の娯楽の選択肢が限られている。

車が無ければ、どこへも行けない。

 

最初はとまどいました。

 

ところが、仕事が終わるのが日付を変わる時間だし、

休日も疲れ切って眠るのと家事でほぼ終わるため、

別に娯楽施設が無くともそれほど困らない。

 

更に車を持つようになり、

7月に家内が関西での生活を切り上げ

旭川まで来てくれて以降、

毎週末、車でいろんなところに行き、

キャンプしたり温泉に入ったりと、

北海道での生活がとても楽しくなりました。

 

更には素敵な方たちとの出会いも多々、あって、

今でも北海道は第二の故郷です。

 

また20代の当時、北海道にいると

日本の情報や世界の情報に関心がある方が少なく、

大半の方が道内のニュースにしか注目していない感じでした。

 

それに染まってしまっては、

自分自身があまり成長できなくなるかも、と感じ、

そこで本や新聞を読んだり、自分なりに勉強をするようになりました。

 

結果、コンサルを志すようになり、

今の自分があります。

 

何が言いたいかというと、

どんな環境であっても、

それを楽しめるか、そこで成長できるかどうかは、

自分次第である、ということです。

 

ところが、先日の日経MJで、

自分が生まれ育った地域を離れたくない、とか、

便利な東京を離れたくない、という要望が強い若者が増えており、

就職先を決める際に転勤がない点などを重視する、

という内容の記事がありました。

 

人それぞれ、いろんな考えがありますから、

そういう価値観を持つのも個人の自由です。

 

ただ、そういう発想では

新たな発見も少ないでしょうし、

自分のネットワークも広がらないし、

ビジネスの世界で稼げるようにはならづらい、

ということを誰かが教えてあげた方が良いかも、

と個人的に思いました。

 

ビジネスの世界で成功し続けている方を拝見して思うのは、

環境とか家柄とか、成功や失敗を

外部のせいにする方など皆無である、ということ。

 

というか、どんな環境でもそれを受け入れ、

その与えられた環境の中で精一杯努力し、

結果いろんな道ができて、

更に応援してくれる方たちも増えていく、

というパターンの方が圧倒的に多いのです。

 

大した経験もないレベルなのに、

視点が低い自分が好む環境しか選択しないなんて、

ちょっともったいないなぁ、と思いました。

 

今、与えられた環境の中で、

やり甲斐や楽しみを見つけることができているでしょうか?


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