鬼山竜也の住宅業界 商売の王道

良い家づくりに真剣に取り組んでいる方々が、お客様のためにより良い仕事が出来るようになるためのヒントになれば、嬉しいです。

【4324回】 「決定したことを実行しなくても良いんだ」という空気がある組織の業績は、絶対に上がらない

2022年11月01日 | 住宅コンサルタントとして

コンサルタントとして17年の経験の中で、

私が確信を持っていることは、

決定したことが実行されない組織は、

絶対に業績が上がらない、ということ。

 

「別に決定したことを実行しなくてもいいんだ」

という空気感が組織の中にあると、

もう本当に業績は下がり続けます。

 

こういう会社やお店、チームに、

どんなに素晴らしい戦略を提案しても、

どれだけ素晴らしい研修をしても、

全く意味がないのですね。

 

行動することでしか、結果は変わらない訳です。

 

でも、こういう空気感がある組織は、

個人商店の集合体となり、

組織が一丸となって、決定したことが実行できないので、

新しいしくみを導入しても、全く意味を成しません。

 

この、「別にやらなくてもいいんだ」的な、

否定的な空気感のことを「否定的ノーム」と言います。

 

この否定的ノームはどうやって生まれ、

組織に定着するのかというと、

全ては上の立場の人の言動や姿勢で決まるのです。

 

「ウチの社長、言ったことは絶対にやり切る方だ」

「上司はとにかく決めたことを愚直にやり切る」

 

と、メンバーから信頼される行動を上司がしている組織は、

決定したことが実行される組織となります。

 

この「決定したことが実行される」ことを「規律」と言います。

 

規律無き組織は、市場の変化に組織として適応できず、

業績が下がり続けるのです。

 

皆さんの会社に、規律はありますか?

 

否定的なノームがはびこっていないでしょうか?


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