コンサルタントとして17年の経験の中で、
私が確信を持っていることは、
決定したことが実行されない組織は、
絶対に業績が上がらない、ということ。
「別に決定したことを実行しなくてもいいんだ」
という空気感が組織の中にあると、
もう本当に業績は下がり続けます。
こういう会社やお店、チームに、
どんなに素晴らしい戦略を提案しても、
どれだけ素晴らしい研修をしても、
全く意味がないのですね。
行動することでしか、結果は変わらない訳です。
でも、こういう空気感がある組織は、
個人商店の集合体となり、
組織が一丸となって、決定したことが実行できないので、
新しいしくみを導入しても、全く意味を成しません。
この、「別にやらなくてもいいんだ」的な、
否定的な空気感のことを「否定的ノーム」と言います。
この否定的ノームはどうやって生まれ、
組織に定着するのかというと、
全ては上の立場の人の言動や姿勢で決まるのです。
「ウチの社長、言ったことは絶対にやり切る方だ」
「上司はとにかく決めたことを愚直にやり切る」
と、メンバーから信頼される行動を上司がしている組織は、
決定したことが実行される組織となります。
この「決定したことが実行される」ことを「規律」と言います。
規律無き組織は、市場の変化に組織として適応できず、
業績が下がり続けるのです。
皆さんの会社に、規律はありますか?
否定的なノームがはびこっていないでしょうか?