鬼山竜也の住宅業界 商売の王道

良い家づくりに真剣に取り組んでいる方々が、お客様のためにより良い仕事が出来るようになるためのヒントになれば、嬉しいです。

【第4126回】 新入社員さんに言いたいけれど、言うべきか迷うこと

2022年04月17日 | 住宅コンサルタントとして

今年も弊社のクライアント様には、

数多くの新卒の新入社員さんが入社されています。

 

私の長男も今年が社会人一年目なので、

各社様の新人さんには、

もう子どもを見るような感情になり、

何としても人生、成功して欲しいと思っています。

 

そして成功していただくために、

どこまで本音を話すべきか、

実はいつも迷っています。

 

幸か不幸か、現代では、

仕事の量を大量にこなす、ということを

社会的に良しとしていません。

 

週40時間労働、という、

仕事が大してできないビジネスパーソンを

大量に排出する変な縛りがあるのです。

 

週40時間の仕事量では、

圧倒的に量が不足しているので、

このルールの中で仕事をする感覚が普通になっては、

ビジネス界における世界戦では連戦連敗になることは

もう確実と言って良いでしょう。

 

アメリカでも中国でも、

ビジネスの世界戦で勝つビジネスパーソンの練習量は、

週40時間程度ではないのです。

 

ワークライフバランスという言葉が存在し、

そのワークライフバランスが重要、ということは

間違いありません。

 

ただ、ビジネスの世界における世界ランカーに

自身がなろうと思うのであれば、

圧倒的な量をこなさなければ、100%無理です。

 

ワークライフバランスという言葉は、

若い頃に圧倒的に量をやって

ビジネスの筋力がつき、

ビジネスの世界で結果を一定期間、出した人だけが

使って良い言葉なのです。

 

スマホが普及する前の戦いでは、

日本はまだそれなりに世界戦で勝っていましたから、

その時代は会社の指示通りに働いていても

それなりに良い待遇を得られ、

家族を幸せにできましたが、

現代は残念ながら日本は、

一部の企業、一部のビジネスパーソンしか、

勝てなくなっているのです。

 

そういう現実の中、

自分はどうなりたいのか?

 

どれくらい稼ぎ、どういう暮らしをしたいのか?

 

自分の頭で考え、その実現のために、

どの程度の力を自分につかなければならないかを

真剣に考えていただきたいな、というのが、

新卒さんに対する個人的な本音です。

 

そして私は、自分の子どもたちに、

 

「量をやれない奴は、一流になれない」

「一流でなければ、稼ぎ続けられない」

「稼ぎが無ければ、愛する家族を守れない」

「家族の幸せが、自分の幸せである」

 

ということを擦り込んできたつもりです。

 

その上で、

 

「自分の人生、自分で決めろ!」

 

と繰り返し、言ってきました。

 

というのが、今年50歳になる、

とあるオッサンの独り言です。


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