今年も弊社のクライアント様には、
数多くの新卒の新入社員さんが入社されています。
私の長男も今年が社会人一年目なので、
各社様の新人さんには、
もう子どもを見るような感情になり、
何としても人生、成功して欲しいと思っています。
そして成功していただくために、
どこまで本音を話すべきか、
実はいつも迷っています。
幸か不幸か、現代では、
仕事の量を大量にこなす、ということを
社会的に良しとしていません。
週40時間労働、という、
仕事が大してできないビジネスパーソンを
大量に排出する変な縛りがあるのです。
週40時間の仕事量では、
圧倒的に量が不足しているので、
このルールの中で仕事をする感覚が普通になっては、
ビジネス界における世界戦では連戦連敗になることは
もう確実と言って良いでしょう。
アメリカでも中国でも、
ビジネスの世界戦で勝つビジネスパーソンの練習量は、
週40時間程度ではないのです。
ワークライフバランスという言葉が存在し、
そのワークライフバランスが重要、ということは
間違いありません。
ただ、ビジネスの世界における世界ランカーに
自身がなろうと思うのであれば、
圧倒的な量をこなさなければ、100%無理です。
ワークライフバランスという言葉は、
若い頃に圧倒的に量をやって
ビジネスの筋力がつき、
ビジネスの世界で結果を一定期間、出した人だけが
使って良い言葉なのです。
スマホが普及する前の戦いでは、
日本はまだそれなりに世界戦で勝っていましたから、
その時代は会社の指示通りに働いていても
それなりに良い待遇を得られ、
家族を幸せにできましたが、
現代は残念ながら日本は、
一部の企業、一部のビジネスパーソンしか、
勝てなくなっているのです。
そういう現実の中、
自分はどうなりたいのか?
どれくらい稼ぎ、どういう暮らしをしたいのか?
自分の頭で考え、その実現のために、
どの程度の力を自分につかなければならないかを
真剣に考えていただきたいな、というのが、
新卒さんに対する個人的な本音です。
そして私は、自分の子どもたちに、
「量をやれない奴は、一流になれない」
「一流でなければ、稼ぎ続けられない」
「稼ぎが無ければ、愛する家族を守れない」
「家族の幸せが、自分の幸せである」
ということを擦り込んできたつもりです。
その上で、
「自分の人生、自分で決めろ!」
と繰り返し、言ってきました。
というのが、今年50歳になる、
とあるオッサンの独り言です。