20代のうちは、
好きなように日々を過ごしても良いかもしれません。
休日に自分が好きなことをやったり、
ゆっくり過ごすのも良いでしょう。
ところがある年齢を超えても、
自分の好きなことしかやらないという、
自分主体の生き方をして、学ぶことを怠っていると、
年齢に応じた教養も身に付かなければ、
年齢に応じた人間性も習得できません。
人間は誰しも1年を1つ、歳を重ねます。
営業マンであれば、
お客様中心層はいつか必ず自分より年下になります。
年下のお客様から選ばれ続けなければ、
買っていただくことはできません。
では、自分より10歳、20歳年齢が若いお客様から、
どうすれば選ばれるようになるのか、ということを考え、
そうなるための準備を
ある一定の年齢からしなくてはならないのです。
私の場合、年上の方でこの人から買いたいと思う方は、
お洒落でセンスがあって、かつ人柄が素晴らしく、
あたたかい対応で包み込んで下さるような方から買いたいです。
もしくはその道をひたすら究め、もの凄いレベルなのに、
非常に謙虚で人間性が素晴らしい方から買いたいです。
個人的に京都で通い続けているフレンチのレストランのシェフが
まさにそういう感じの方なのですね。
また、現場監督だったり設計も、
必ずお客様も上司も自分より若くなります。
若いお客様に対応する、ということは、
それなりのレベルの方なら難なく対応できるでしょう。
ところが、組織の中で自分より若い上司の下で
上手に働くことができない設計や現場監督も
結構いるような気がしています。
今の時代、チームの雰囲気を良くし、
若いスタッフさんをサポートできる人が重宝されるのに、
自分の仕事しかせず、
しかも自分の気分が乗らない時は負のオーラを出す、
年配の設計や監督なんて、扱いづらくなってくるのです。
そして上司や会社とぶつかって、
いろんな会社を転々と渡り歩く設計や監督がいますが、
結局、いろんな方から必要とされなくなり、
最終的に居場所が無くなるのですね。
年を重ねるほど、
年齢に応じた教養や人間性を有していないと
組織からも人からも必要とされなくなる。
そうならないために、コツコツ学び、
自分を成長させていきたいものです。