鬼山竜也の住宅業界 商売の王道

良い家づくりに真剣に取り組んでいる方々が、お客様のためにより良い仕事が出来るようになるためのヒントになれば、嬉しいです。

【第5019回】 未来を予測する力が重要な時代

2024年09月26日 | 住宅コンサルタントとして
日本の教育システムは、自分の頭で考えることを重視せず、
正解を暗記することを重視する傾向が強いので、
日本人の大半は、自分の頭で考えることが苦手だし、
将来を予測することはもっと苦手だな、と
個人的に思っています。

マイホームを建てずに賃貸暮らしを続けているが、
このまま持ち家を持たずに自分たちがリタイアした際、
どういう未来が待っているのか?

好きなアイドルのフェスに行くことが生き甲斐で、
貯金もせず、勉強もせず、
自分の推しの応援ばかりしているが、
20年後、自分を取り巻く環境はどうなっているのか?

こういうことを予測せず、ただ今しか見ていない人が、
実は非常に多いと感じています。

住宅会社に来場するお客様の多くも
未来をほとんどイメージできていません。

Aを選択すると、どういうことが起こる可能性があるのか?

Bを選択すると、10年後、どういうことが起こっているのか?

営業マンはこうした未来をお客様に提示する力が
実は重要だったりするのですね。

40代後半とか50代で、
持ち家を持っていないと、将来どうなるのか?

今、家を建てる決断をせず、ずるずると先延ばしすると
10年後、どうなっているのか?

こういうことを提示し、お客様に今、
どういう決断をしていただくのかを迫るのが、
営業マンの使命でもある訳です。

今日の日経新聞で、
有料老人ホームに多額のお金を払って入居したが、
その老人ホームを運営する運営者から、
経営が破綻したので退去を迫られたご夫婦について、
書かれた記事がありました。

このご夫婦、その老人ホームに
入居するお金を工面するために、
住んでいたマンションとかを売ってしまっていたそうです。

非常にお気の毒ですが、
老人ホームを運営する会社の経営内容を
私なら事前に徹底的に調べます。

未来を予測するのが苦手なお客様に
選んでいただく確率を高めるためにも、
未来を予測する力を高めたいものです。

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