鬼山竜也の住宅業界 商売の王道

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【第4098回】 何でもかんでも反対するトップにならない

2022年03月20日 | 住宅コンサルタントとして

組織の中には、いろんな意見を否定することで、

自分の存在感を出そうとするタイプも存在します。

 

とにかく、どんな意見に対しても

反対したり、ブレーキを踏んだりするのです。

 

特に自分がよくわかっていないことに関して、

周囲が話し合いの中で決断を下して、

ある方向に進もうとしたときに、

自分でも理解ができるように説明を求め、

組織の意思決定を止める言動をしたりするのです。

 

良く言えば、慎重と言えるのかもしれませんが、

自分が理解できることの中でしか、行動できないため、

こういうトップがいる組織では、

成長が完全に止まってしまいます。

 

そもそも、時代の流れについてこれていないし、

自分自身が勉強不足で体験不足であることを

理解していない、ということは問題です。

 

コロナを言い訳にして、

自身の勉強量と行動量が少ないことを棚に上げ、

自分が理解できない、ついていけないことに

何でもかんでも反対する。

 

また、現場に任せる、部下に任せる、

次世代に任せる、ということをせずに、

いつまでも自分が主導権を握れることに関して、

絶対に渡さない、というのも問題です。

 

自分はこの分野に関して、ついていけていない、

と思うのであれば、任せなくてはいけないのに、

任せることができない。

 

ついつい、小さな部分で口を挟む。

意思決定を止める発言をする。

 

こうならないように、

トップは常に自分を律しなくてはならないのです。


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