組織の中には、いろんな意見を否定することで、
自分の存在感を出そうとするタイプも存在します。
とにかく、どんな意見に対しても
反対したり、ブレーキを踏んだりするのです。
特に自分がよくわかっていないことに関して、
周囲が話し合いの中で決断を下して、
ある方向に進もうとしたときに、
自分でも理解ができるように説明を求め、
組織の意思決定を止める言動をしたりするのです。
良く言えば、慎重と言えるのかもしれませんが、
自分が理解できることの中でしか、行動できないため、
こういうトップがいる組織では、
成長が完全に止まってしまいます。
そもそも、時代の流れについてこれていないし、
自分自身が勉強不足で体験不足であることを
理解していない、ということは問題です。
コロナを言い訳にして、
自身の勉強量と行動量が少ないことを棚に上げ、
自分が理解できない、ついていけないことに
何でもかんでも反対する。
また、現場に任せる、部下に任せる、
次世代に任せる、ということをせずに、
いつまでも自分が主導権を握れることに関して、
絶対に渡さない、というのも問題です。
自分はこの分野に関して、ついていけていない、
と思うのであれば、任せなくてはいけないのに、
任せることができない。
ついつい、小さな部分で口を挟む。
意思決定を止める発言をする。
こうならないように、
トップは常に自分を律しなくてはならないのです。