鬼山竜也の住宅業界 商売の王道

良い家づくりに真剣に取り組んでいる方々が、お客様のためにより良い仕事が出来るようになるためのヒントになれば、嬉しいです。

【4772回】 圧倒的レベルの営業マンの仕事量

2024年01月23日 | 住宅コンサルタントとして

注文住宅で、年間30棟以上の契約を獲得してくる、

圧倒的レベルの営業マンがいます。

(土地確定+融資付け+建築申込まで、

プランや仕様確定は設計が担当)

 

それだけの数のお客様に選んでいただくために、

お客様とお会いする時間、

資料を制作する時間、

土地を探したり現地を見に行く時間、

地鎮祭やお引渡しの時間など、

猛烈な仕事量をこなさなくてはなりません。

 

昨日、その圧倒的レベルの営業さんの

1週間のスケジュールを見せていただいたのですが、

ある週の土曜日で6件の面談が入っていて、

更にお客様がメーカーさんのショールームに行ったり、

別のお客様が現場に行く時間もちゃんと記録されていました。

 

8:30~21:30まで、休憩なく予定が入っていました。

 

トップクラスの営業マンがこれだけの量をやっているのです。

 

そりゃ、誰も追いつけないだろうと思います。

 

更にお客様のレベルが年々、上がっていることもあり、

断熱性能や構造のスペシャリストの設計さんの予定を確認し、

お客様と時間の調整をして面談するなど、

それらも本当に大変だろうと思うのですが、

当のご本人は、当たり前のことだ、と言わんばかりに

涼しい顔をしてそれらのスケジュールをこなしているのです。

 

「残業が多い」だの、「休みが少ない」だの、

「ワークライフバランスが重要」と言っている人では、

決してたどり着くことができないレベルに、

この変態レベルの営業マンはおられます。

 

量をこなし、実力があるから、

関わる方たちから信頼され、尊敬され、感謝される。

 

当然、本人もやりがいを感じられていると思います。

 

一方、自分の権利ばかり主張し、

量をこなしていない営業マンは、薄っぺらいんです。

 

だからお客様に信頼されず、相手にされない。

 

必要とされないから、やりがいも感じられない。

 

どちらの生き方を選択するのも、

ビジネスパーソン自身の自由なのです。

 

ただ、若いうちから権利ばかり主張し、

量稽古をやらずにプライベートを充実させると、

伸びる絶好のタイミングを逃し、

使えないオッサンになっていく可能性は大です。

 

私ならある一定の期間、猛烈に仕事だけに没頭する人生を選びますね。

 

圧倒的な量をやり切った、ビジネスパーソンにしか見えない世界がある。

 

そこを目指す方たちを心から応援し、サポートしたいと思っています。


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