注文住宅で、年間30棟以上の契約を獲得してくる、
圧倒的レベルの営業マンがいます。
(土地確定+融資付け+建築申込まで、
プランや仕様確定は設計が担当)
それだけの数のお客様に選んでいただくために、
お客様とお会いする時間、
資料を制作する時間、
土地を探したり現地を見に行く時間、
地鎮祭やお引渡しの時間など、
猛烈な仕事量をこなさなくてはなりません。
昨日、その圧倒的レベルの営業さんの
1週間のスケジュールを見せていただいたのですが、
ある週の土曜日で6件の面談が入っていて、
更にお客様がメーカーさんのショールームに行ったり、
別のお客様が現場に行く時間もちゃんと記録されていました。
8:30~21:30まで、休憩なく予定が入っていました。
トップクラスの営業マンがこれだけの量をやっているのです。
そりゃ、誰も追いつけないだろうと思います。
更にお客様のレベルが年々、上がっていることもあり、
断熱性能や構造のスペシャリストの設計さんの予定を確認し、
お客様と時間の調整をして面談するなど、
それらも本当に大変だろうと思うのですが、
当のご本人は、当たり前のことだ、と言わんばかりに
涼しい顔をしてそれらのスケジュールをこなしているのです。
「残業が多い」だの、「休みが少ない」だの、
「ワークライフバランスが重要」と言っている人では、
決してたどり着くことができないレベルに、
この変態レベルの営業マンはおられます。
量をこなし、実力があるから、
関わる方たちから信頼され、尊敬され、感謝される。
当然、本人もやりがいを感じられていると思います。
一方、自分の権利ばかり主張し、
量をこなしていない営業マンは、薄っぺらいんです。
だからお客様に信頼されず、相手にされない。
必要とされないから、やりがいも感じられない。
どちらの生き方を選択するのも、
ビジネスパーソン自身の自由なのです。
ただ、若いうちから権利ばかり主張し、
量稽古をやらずにプライベートを充実させると、
伸びる絶好のタイミングを逃し、
使えないオッサンになっていく可能性は大です。
私ならある一定の期間、猛烈に仕事だけに没頭する人生を選びますね。
圧倒的な量をやり切った、ビジネスパーソンにしか見えない世界がある。
そこを目指す方たちを心から応援し、サポートしたいと思っています。