私、学生時代に建築を学んでおりません。
もちろん、経営のことも学んでおりません。
父は普通のサラリーマン、母は専業主婦。
身内に経営者が一人もいない、生粋の平凡な一族です。
そんな自分が、住宅業界にどっぷりと浸かって仕事をさせていただき、
かつ経営に関するサポートをさせていただけるようになるとは、
今でも本当に不思議だなぁ、と感じています。
建築の素人でもあり、経営の素人であるという自覚が、
この仕事をさせていただいた時からバリバリあって、
今でもまだまだ素人に毛が生えた程度だと思っています。
だから、素敵な住宅をつくられている会社があると知れば、
そこに足を運んで徹底的に見学させていただく。
素人目線でいろんな住宅を見て、
どういう点がウケているのかを自分なりに噛み砕いて理解する。
ここで重要なのは、私が良いと思うかどうかではなく、
世間一般の消費者、それからある特定のターゲットの顧客にとって
その家が支持されるかどうかということです。
更に経営のことなど、何も分かっていない状態で
この仕事に就かせていただきましたから、
財務が良い会社、資金繰りが良い会社になるには何が重要か?
伸び続けるためには、どういう手を打たなければならないのか?
こうしたことも先入観無く、成功している会社の事例を分析し、
経営的判断のポイントなどが分かるようになってきたと思います。
でも、今でも建築に関して、それから経営に関して、
まだまだ素人の自覚があります。
素人の自覚があるから、素直に学び続け、研究し続けられる。
その一方で、研究の結果、
住宅業界において成功する為に何が必要なのか、
ということについて、圧倒的な自信もあるのです。
このバランスがなかなかいい塩梅になっていると個人的に感じております。
これからも素人感を忘れることなく、精進していきたいです。