鬼山竜也の住宅業界 商売の王道

良い家づくりに真剣に取り組んでいる方々が、お客様のためにより良い仕事が出来るようになるためのヒントになれば、嬉しいです。

【第806回】 基本の徹底

2013年03月16日 | 住宅コンサルタントとして
以前にも書いた内容かも知れませんが、やはり何事においても基本がどれだけ徹底出来ているのか、
ということが非常に重要だと感じています。

私の場合、ご縁を頂戴しているクライアント様がありがたいことにお付き合いが長いのです。
ですので、新しいノウハウや手法をドンドン各社様に提案させていただくことが多いです。

しかしながら、これは完全にコンサル側の自己満足なのかもしれないと時折感じてしまいます。
クライアント様が消化不良になっていたり、現場で実践出来ていないのに、
新しいノウハウを注入するのは、非常に良くないな、と・・・。

今のようなスケジュールになる以前は、クライアント様の現場に出て、
初回接客などを頻繁にチェック出来ていたのですが、
ここ最近は空いた時間は調査に使うことが多く、現場チェックが出来ていないのです。

これは、まずいと感じています。

大抵の場合、商談が上手に進まないのは、基本から外れているから、というのが大半です。

ライバルにお客様を奪われる、というよりは、勝手に自滅しているケースの方が多いような気がします。

これは、正直スポーツと同じですよね。

私はずっとテニスをしてきましたが、テニスの場合、トッププロの世界でも、
自分のショットで相手からエースを奪うよりも、相手のミスで取るポイントの方が
圧倒的に多いのです。
ましてや、アマチュアレベルでは言うまでもありません。

基本的なミスと言えば、

・お客様のお困りごとや家づくりへの不安を把握せず、自社が言いたいことだけを言う
・お客様の心を掴んでいないのに、次アポを取得しようとしたり、キャンペーンの話をする
・深い話をするのに、お客様に着座していただかない
・自己開示をしない
・視覚に訴えず、口頭で難しい説明をしてしまう

などが挙げられます。

素晴らしい業績を出し続けている住宅会社さんほど、トップクラスの営業マンがたくさん居て、
その人たちの個人技で受注していると思われがちですが、
実際のところ、基本に非常に忠実に接客をされているだけだったりします。

そして基本に忠実に接客をするからこそ、営業マンが成長するのです。

皆さんの会社の接客は、基本に忠実ですか?
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【第805回】 うまく物事が進まない時の考え方

2013年03月15日 | 住宅コンサルタントとして
自分なりに日々、努力をしていても、その努力が結果につながるとは限りません。
というか、その努力が実ることの方が圧倒的に少ないと思います。

人生、そんなものです。

社員さんに対し、自分の時間を割いて一所懸命仕事を教えることで、
ようやく育って戦力になってくれるようになった・・・。

それなのに、「転職したい」と言われる・・・。

何度も何度もプランニングをやって、お客様のご要望を満たした最高のプランが出来た。
それをいざ提案しようとアポ取りのために連絡をしたら、

「すみません。他社で決めました」

と言われる・・・。

あるお客様にいろいろなお願いをされて、トコトンお付き合いをしてきた。
でも、いざそのお客様が家を建てるとなった時に、

「ちょっといろんな絡みがあって、他社さんにお願いすることになりました」

と言われる・・・。

こうしたことが、残念ながらあるのが人生です。

努力が報われなかった時、その人の本質が出ます。

「何でこういう結果になるのか!?もう、人の採用はしない」
「これだけ一所懸命サポートしたのに、他社で決めるなんて・・・。あのお客様はちょっとね・・・」

と問題の全ての原因は相手にあるように考えてしまう人もいるでしょう。

でも、伸びる人は全て自責で物事を考え、「自分の何を改善すべきか?」と前向きに考えたりします。
もしくはそもそも全てが自分が思うようにうまく進まないと思っていたりするのです。

私個人的には、うまく物事が進まない場合、

「今の自分のままじゃダメだ!改善しないと!と考える機会を与えてもらった」

と考えるようにしています。
もしくは、これまでの自分が

「本当にやるべきことをやったのか?」

と考えたりもします。
まだまだ自分の努力が足りないことを結果が教えてくれていると考えたりもします。

これまでたくさんの失敗をしてきた中で、失敗に関しての免疫も非常に高くなったと思います。

物事がうまく進んでばかりだと、改善したようという考えがどうしても弱くなってしまうので、
失敗の度にいろいろと改善に取り組めることは、かえってありがたいと思っています。

物事がうまく進まなかった時、皆さんはどのように考えますか?
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【第804回】 お客様の基準

2013年03月14日 | 住宅コンサルタントとして
世の中には、いろんなタイプのお客様が存在します。

上昇志向が強いお客様。
現状維持が最高だと思っている保守的なお客様。
サクサク、コミュニケーションが取れることを好むお客様。
自分のペースでじっくりと商談するのが好きなお客様。
細かな気遣いを好むお客様。
丁寧過ぎると、かえって気を遣うからざっくばらんな対応を好むお客様。
価格が安いことに価値を感じるお客様。
品揃えがたくさんあることに価値を感じるお客様。

どんな企業も、スタッフの数や店舗面積、資金面などに関しては、限界があります。
全てのお客様に対応しようとすれば、中途半端な対応しかできなくなるわけです。

一方、お客様のタイプや要望は無限です。
全てに対応することは、物理的に無理なのです。

だからこそ、企業は自社のお客様を絞り込み、
その絞ったお客様の多様なご要望に対応していきながら、
顧客満足度を高めることが大切なのです。

お客様の中には、自分の要望ばかりを主張し、
こちら側の都合などを一切考えていただけない方もおられます。

お客様のために一所懸命仕事をしている企業であっても、
職人さんの都合や資材の発注のタイミングなどで、
仕様確定の期限を切らなければならないこともあるでしょう。
一方、自分が納得するまでトコトン打合せをしたい、というお客様もおられるでしょう。
住宅会社のスタッフさんにも、いろんな事情がある、なんてことは考えずに、
「自分は何千万というお金を出すわけだから、
私たちが納得するまで何時間でも付き合ってもらわないと困る!」
という感覚をお持ちの方もいるでしょう。

そういう方は、皆さんの会社のお客様ですか?
そういう方がおられた際は、どのように対応しますか?

明確な理由が存在し、「自社としてはこの材料を使わない」と決めているのにも関わらず、
お客様がどうしてもその材料を使いたい、というケースもあるでしょう。

そういうお客様は、皆さんの会社のお客様ですか?
そういう方がおられた際は、どのように対応しますか?

ちなみに、私の場合、お付き合いをしない企業様の基準を
生意気ながら決めさせていただいております。

そして、お付き合いをさせていただくお客様に対し、
とにかくトコトンお付き合いをさせていただきたいと考えています。

自社のお客様の基準を決めておきたいですね。
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【第803回】 良いスタッフを採用出来ない理由

2013年03月13日 | 住宅コンサルタントとして
どれだけ建築物として、性能や品質が素晴らしい家をつくることが出来るとしても、
ダサくてセンスが無い、更には間取りも悪い家しか提供できなければ、お客様は離れていきます。

これからの時代、センスの良い家をお客様に提案出来なくてはならないのです。

こういう話をすると、すぐに

「ウチにはセンスの良い設計が出来るスタッフがいないんです・・・」
「設計やコーディネーターを募集しても、応募が無いんですよ・・・」
「どうしたら、そういうスタッフを採用出来ますか?」

と質問してくる人がいます。

でも、これって根本的な考え方が間違っていると思いませんか?

「センスの良い家をつくってお客様に提供するような仕事をしたい!」
という希望を持ち、勉強している人は、非常に優秀ですよね。

そういう人は、どんな会社で働きたいかといえば、
既に素敵な家を地域でそれなりに建てている会社で働きたいと思っているはずです。

少なくとも、パッとしないダサい家しか提供出来ていない会社で働きたいとは思っていないでしょう。

「優秀なスタッフが来ない・・・」と言って愚痴ばかり言っている人は、
完全に自分目線でしか、採用を考えられていないのです。

お客様(採用に関しては、応募して下さる方)の視点で物事を考え、
お客様が我が社に興味を持っていただけるような取組を日頃からしておかなければ、
そもそも優秀なスタッフが応募してくる訳などないのです。

自社が求めているレベルの人が、どういう気持ちで職を探されているか、
その人の目線で考えたことはありますか?

その人が働きたくなるような取組が、自社で出来ていますか?
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【第802回】 価格を下げるよりも品質で圧倒的な差を

2013年03月12日 | 住宅コンサルタントとして
個人的な見解ですが、ディスカウント一辺倒の会社は、必ず先細りしていくと思います。

確かに同じ品質なら、安いに越したことはありません。
しかしながら、安い分、品質やサービスが劣るのであれば、
お客様はリピーターになっていただけないでしょう。

自社を応援して下さるお客様、自社のファンになっていただけるお客様を
一人でも多く増やしていくことが、商売の王道です。

この王道を進んでいけば、商売を長く続ければ続けるほど、お客様に困らなくなりますから、
より今のお客様に喜んでいただける商品開発や企画が出来るのです。

そして、ますます応援していただける・・・。
これが、最高のサイクルだと思っています。

ですから、一度しか利用していただけないお客様をどれだけ増やしても、
永遠に今のお客様に困ることになりますので、私は意味が無いと思っています。

個人的なお話をすると、例えば私は年間150日前後、ホテルに宿泊します。
大半がビジネスホテルですが、私が良く利用するのは、安いだけのホテルではありません。

地域最安値のビジネスホテルよりは、少し価格が高いのですが、
ベッドやアメニティーが良く、机や椅子も仕事がしやすいようなものが置かれてあるホテルです。

具体的に言うと、「ダイワロイネットホテル」「リッチモンドホテル」「メトロポリタン」「龍名館東京」などを
頻繁に利用させていただいております。

そして昨日、私が宿泊させていただいたホテルは、これまで利用させていただいたホテルの中で、
最高のコストパフォーマンスでした。

アメニティーは完璧。
大浴場とサウナはある(もちろんキレイですし、飲み水もあるのです)。
スタッフの対応は抜群。
お部屋もセンス良く、ベッドのマットレスもちょうど良い。
しかも部屋に電子レンジ、アイロン、空気清浄器(加湿機能付き)、お水も置かれてありました。

これで、1泊7800円。
都内であれば、30000円以上の価格でしょうね。

こうした、価格を超えた圧倒的な価値を提供出来るお店が出来ると、
それまでの感覚でやってきたホテルには、お客様が泊まらなくなるのです。

そして、これは住宅でも同じだと思います。

普通の家をただ価格を安く訴求するだけの企業は、皆淘汰されていくのです。
これからの時代、例えばローコスト住宅会社でも、
圧倒的なクオリティーを持った次世代型のビルダーしか生き残っていけないと思っています。

もちろん、中高級路線の会社も同じ。

ライバルに品質で圧倒的な差をつけて参りましょう!
そのための提案を各クライアント様にはガンガンやってきますね!
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【第801回】 あの大震災から2年

2013年03月11日 | 住宅コンサルタントとして
2011年3月11日。
あの東日本大震災から2年が経過しました。

多くの罪の無い方が、震災の被害にあわれ、命を落とされました。

今、自分には命があり、自分がやりたいことが出来る環境にあることを本当にありがたいと思います。

震災後、被災地では電気が使えず、
これまで当たり前のように出来ていた当たり前の暮らしがしばらく出来なくなりました。

寒いと暖房をつけ、情報が欲しい時にテレビのスイッチを入れ、
お腹が空いたら炊飯器のスイッチを入れられることは、とても恵まれたことなのです。

また、最も困ったのはガソリンだったかと思います。
ガソリンを普通に給油できることや、車であちこち移動することが出来ることに対して、
感謝することなど私自身は無かったのですが(←感謝が足りないですね、反省)、
あの時は、おそらくガソリンが最高に貴重なものだと感じた方もおられたかと思います。

「のど元過ぎれば、熱さ忘れる」では無いですが、
あの震災の時、現状のありがたさを感じた日本人は多かったと思います。

しなしながら、時間の経過と共に
震災のことや、命あることのありがたさなどを忘れがちになってしまうものです。

命あることに感謝している方がおられる一方で、
自殺をされたり、個人的感情で人を殺めたりする人がいたりします。

美味しい食べ物を好きなだけ食べられることに感謝をする人がいる一方で、
食べ物を粗末にする人もいたりします。

個人的には、日々のあらゆることや自分が生かされていることに感謝をし、
自分がやれること、やるべきことをコツコツとやっていきたいと思っています。

皆さんは、今日、どんな気持ちで一日を過ごしますか?
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【第800回】 あっという間に800回

2013年03月10日 | 住宅コンサルタントとして
今日でこのブログも800回を迎えることが出来ました。

私が起業した2011年1月1日に、第1回目をスタートしましたので、
今日で起業後800日ということになります。

800日も続けることが出来たのは、各クライアント企業様、勉強会のメンバーの皆様、
そして仕事に打ち込める環境をつくってくれている家族のおかげです。

本当にありがとうございます。
心より感謝です。

毎年、「今年が限界!」というイメージで自身に負荷をかけているつもりですが、
経営コンサルタントになって8年目。
お付き合いの長い各クライアント様の業績は順調ですし、
自身の業績も8年連続で伸ばすことが出来ています。

常に危機感を持ち、新しいことにチャレンジし、自己研鑽を欠かさずに、
これからも自分自身、成長出来るように精進していきたいと思っています。

2013年は、大きなテーマとして、2つのことに取り組んでいます。

1つは、経営計画書作成合宿のスタート。
そしてもう1つは、秘密です(笑)。

これらを各クライアント様に徹底して取り組んでいただき、結果につなげていただくと共に
2014年度、新たに各クライアント様に取り組んでいただきたいテーマを固めるつもりです。

2014年から住宅業界においては、本格的に厳しい時代がはじまります。
こうした現状を踏まえ、クライアント様に確実に勝ち残っていただけるよう、
万全を尽くしたいと思っております。

初心を忘れず、起業時に助けていただいたクライアント様のご恩を忘れず、
今後も全力で仕事に向き合いたいと思っております。
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【第799回】 人間性を高めるために

2013年03月09日 | 住宅コンサルタントとして
住宅という、極めて複雑で分かりにくい商品を扱うからこそ、
自分達の話をお客様に聴いていただけるようになるために、人間性を高めなくてはならない、
ということをいつもこのブログの中やお会いさせていただく中で、
繰り返しお伝えさせていただいているかと思います。

その理由は、「人は自分が嫌だと思う人の話に耳を傾けたくはないから」という、
極めて単純な部分にあります。

お客様に好感をもっていただき、本音を話していただいたり、
こちらの話を聴いていただける関係を構築しなければ、何もはじまりませんよね?

で、人間性を高めるためには、素直で謙虚であり続けるしかないのです。

昨日のブログの中でも書きましたが、
「自分なんてまだまだだ。学ばなければならないことなんて山のようにある」
と思え、かつ行動や態度に出ている人が、謙虚な人です。

また、信頼できる人に「この本、とても良い本ですよ!」と勧められたらすぐに購入して読んだり、
「こういうやり方をやって成功している企業さんがありますよ」と勧められると
まずは試してみるような人が、素直な人です。

そうして、謙虚で素直な部分が身につくと、
今度は目の前の方のために、自分は一体何が出来るのかを考えられるようになります。

例えば、エレベーターに乗っている場合、目的の階に到着した際に
自分が「開」のボタンを押して降りられる方が全員降りて、自分が最後に出るとか、
自分がお客様の立場でお店を利用させてもらった際、
最後に「ありがとうございます!美味しかったです!」という感謝の気持ちを伝えたり、とか・・・。

周囲の人に気持ち良くなっていただけるような態度、行動をとり続けることで、
より人間性は高まっていくような気がします。

そして、たくさんの家づくりのご依頼を多くのお客様から自然と依頼されるようになる・・・。
新規のお客様をそれほど求めなくとも、何故かいつもたくさんのお客様が周囲にいる・・・。

そんな状況が理想ですよね?

人間性が高まってくると、何故かいろんな方から好感をもたれるようになりますし、
そもそも目の前の人に何らかの形でお役に立とうと自然にふるまえるようになります。

そうしているうちに、

「この人が扱っている商品ってどんなんかな?」
「この人の力になれることってないかな?」

と思っていただけるようになり、応援団が出来ていくのだと思います。

長年、同じお仕事をやっていて、自分達を応援して下さる方々が増えているとしたら、
正しい方向で仕事が出来ているということですし、
長年、同じ仕事をやっていても、常に新規のお客様との出会いに苦しんでいるのであれば、
それは仕事をする方向が間違っているということだと思います。

自社を応援して下さる方々が、着実に増えていますか?
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【第798回】 謙虚さは、どういった部分に出るか?

2013年03月08日 | 住宅コンサルタントとして
「自分なんてまだまだ勉強しなければならないことがたくさんある」
「もっとお客様のお役に立てるように、いろんなことを学ばなければ・・・」

と日頃から考えられている人が「謙虚」な方だと思います。

そういう人は、例えばあるシーンである行動をとります。

何だと思います???





個人的な意見ですが、私が謙虚だと思う人は、
例えば会社がセッティングしてくれた研修に参加する時に、前の方に座る人です。

そして、周囲の人から「これ、いいですよ!」と勧められたモノには、
とりあえずチャレンジする人も謙虚だと思います。

要するに、自分の考えに意固地になっていなく、常に学び、常に進化しなければならないと
自分で分かっている人が、謙虚なのだと思います(←完全に個人的意見)。

私は、何かの研修などに参加する機会があると、
必ず一番前に座ろうとします。
(座れない時もたまにありますが、なぜか日本人は一番前に座りたがらない人が多いので
大抵の場合、一番前に座れます)

で、前に座ることで、講師の方がお話される言葉だけでなく、
表情やしぐさからもたくさんのことを学べたりするのです。

しかしながら、大した結果を出していない人に限って、
何故か後ろの方に陣取り、結構斜に構えていたりします。
(たまに前に座って、斜に構えている人もいたりしますが・・・)

そういう姿勢を改めない限り、いつまでたっても優秀なビジネスパーソンになれないのですが、
まあ、当の本人たちは、そんなことを知る由もありません。
だから、いつも後ろの方に陣取ったりするのですが・・・。

個人的にクライアント様や勉強会のメンバーの方を対象に、
セミナーや合宿を年に数回、開催させていただいておりますが、
伸びる会社の経営者は、いつも前の方に座られます。
(自分はこういう話を聴く機会が結構あるので、他の方に前を譲って
あえて自ら後ろの席に座られる経営者もおられすが・・・。
そういう方は、もちろん謙虚だと思います)

そして、素直な姿勢で聴いていただけるので、講師の方もついついノッて
当初の予定以上のお話をしてしまうのですね。

勉強する機会を与えていただいた際、皆さんは前から座りますか?
それとも無意識に後ろの方に座りますか?
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【第797回】 住宅会社としての基本

2013年03月07日 | 住宅コンサルタントとして
昨日は、とあるエリアの住宅会社のコンサルティング。

3月2日、3日に、新しいモデルハウスをオープンされまして、
そのモデルハウスをまずはチェックさせていただきました。

モデルハウスのインテリアテイストやコーディネートに関しては、
今期の私の重点方針に沿って進めていただいておりますので、素晴らしい出来です。
文句は一切ありません、という出来でした。

実際にご来場されたお客様の評価は非常に良かった、とのことです。

土日のオープン以降も、平日にも来場がチラホラ発生し、
更に次回アポ取得も順調に取れています。

本当に素敵な家を建てると、クチコミで市場に良い噂が広がっていくのです。

これ、とても当たり前のことなのですが、
この当たり前のことが分かっていない住宅会社が非常に多いのですね。

「どうやったら、新規の集客がアップしますか?」
「どういうHPを作成したら、資料請求がたくさん来るのですか?」

ということを質問される住宅会社がやたら多いです。

で、そういう質問をされる会社に限って、
お客様が見た瞬間にワクワクするような家を建てることが出来ていないのです。

商品力が無いのに、集客数を上げたいと言うのですね・・・。

イマイチの味の飲食店が、チラシやHPだけで、お客様で溢れる状態になるのでしょうか?
合格実績がイマイチの学習塾が、チラシやHPだけで、
生徒さんがたくさん入塾を希望するようになるのでしょうか?

考えてみれば、そんなことは起こり得る訳ないことは分かるはずです。
でも、自分の本業のことになると、どうも全体像が見えなくなる企業さんが多いのです。

商売の基本は、良い商品・良いサービスをお客様に提供することです。
住宅会社で言えば、素敵な家を建てることです。

安いけどダサい家をつくっている会社は多々ありますが、
市場のお客様に飽きられ、似たような価格帯で洗練された家を建てることが出来る会社が出てきたら、
あっという間に淘汰されてしまう、という例をこれまで嫌と言うほど見てきました。

「素敵な家を建てる」という基本が、ちゃんと出来ていますか?
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【第796回】 吉祥寺の事件に思うこと

2013年03月06日 | 住宅コンサルタントとして
東京の吉祥寺で、何の罪もない女性が、少年2人に刺殺されました。
もう本当に悲しいことですし、被害者のご家族様のことを考えると、胸が痛みます。

この事件で、私は2つのことを考えました。

まず1点目ですが、この少年たちのあまりの短絡さ、バカさにあきれると共に
親がどういう教育をしていたのだろう、ということです。

とんでもないことをやっておきながら、
「大変なことをしてしまった・・・」と少年たちは言っているようですが、
あまりにも短絡的でバカとしか言いようがありません。

やっていいこととやってはいけないこと。
善悪の基準。
こういうことをするとどうなるか、ということを
親が子どもに対し、ちゃんと伝えることが出来ていないのだと思います。

おそらくですが、この少年も親がちゃんとした教育をしていれば、
このような事件を起こさなかったのではないか・・・?

で、個人的意見ですが、少年犯罪において、犯人の少年だけでなく、
親も刑を与えるべきじゃないか、と思っています。

少年は許されるべきではありませんが、親も同罪です。

教育を学校になすりつける無責任な親もいると耳にすることがありますが、
そもそも教育の全責任は親にあります。
少年犯罪が起こるたびに、親としての責任の重さを痛感してしまいますし、
子どもと共に善悪の基準を再認識しなければ、と思います。

そして2点目ですが、この事件が日本ではなくアメリカやヨーロッパで起きていれば
「被害者にも問題が大いにある」という見方になるあぁ、ということです。

世界的には、「女性が一人で深夜に歩くということは、犯罪に巻き込まれても当然」
という見方が一般的です。

スリに合うのは、スリの犯人も悪いですが、スラれる方も悪いとみられますし、
詐欺に合うのは、だます方も悪いが、だまされる方が悪いとみられてしまいます。

日本は成果でもダントツで安全な国です。
夜に女性や子どもが一人で歩ける。
鍵を掛けなくて出かけても、結構大丈夫だったりします。
犯罪が発生すれば、犯人が悪いという見方が一般的です。

しかしながら、世界の基準とはちょっと異なるようです。

自分の身は自分で守るということも、子どもに伝えないと、とも思いました。

ただ、最も強く思うことは、
「こうした何の罪も無い方が犯罪に巻き込まれる事件が無くなればいいのに・・・」
ということです。

心からご冥福をお祈りしたいと思います。
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【第795回】 動物占い

2013年03月05日 | 住宅コンサルタントとして
あるクライアント様の社長に勧められて以来、
動物占いにハマっている鬼山です。

「今さら~!?」

と言われそうですね。

というか、私、個人的に占いは信じていませんでしたので、
動物占いが過去にブームになっていたことすら知らなかったのです。

動物占いに今さらながらハマっていますが、
これからも自分の人生は自分で決めるということは曲げないと思います。

ただ、自分のことではなく、周囲の方とのお付き合いの仕方に関しては、
こうした占いは参考にさせていただく分には損は無いなぁと感じています。

そもそも、個人的には自分が信頼する方が勧めて下さった本は
絶対に購入し、読むと決めていますので、
お勧めいただいた動物占いの本を購入し、自分の家族、
それから昨日お伺いしていたクライアント様のスタッフの方を調べてみました。

で、これが80%以上の確率で当たっているのです。

例えば、我が家の長男は、「統率力のあるライオン」で、太陽タイプ。
どういう接し方がいいかというと、放任主義で育て、かつ大人として扱うと良いと書かれてありますが、
私自身が長男と接していて、本当にそう思います。

一方、次男は「活動的なコアラ」で、地球タイプ。
ゴロゴロしている時が至福の時間と書かれてあるのですが、本人を見ているとまさしくそうなのです(笑)。

ちなみに私は、「楽天的な虎」ということです。
まあ、自分のことはどうでもいいのですが、いろんな方とのコミュニケーションの際、
事前に知っておくと、良い接し方が出来るのではないか、と感じました。

親として、子どもへの接し方。
上司として、部下への接し方。
ビジネスパーソンとして、お客様への接し方。
こうした時に、とても参考になりますね。
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【第794回】 一次情報を収集する努力

2013年03月04日 | 住宅コンサルタントとして
自分が足を運んで、現地で仕入れた情報を一次情報といいます。
一方、テレビやネット、雑誌などから仕入れた情報を二次情報といいます。

どちらが情報として価値があるかは、皆さんはお分かりですよね?

当然ながら、一次情報と二次情報は、比較にならないくらい、一次情報の方が価値があるのです。

いろんな方とお話をしていて、やたらと言葉が軽い人、説得力が無い人がたまにいたりしますが、
そういう人の情報は、大半が二次情報だったりするのです。

基本的に、若くて経験の少ない人は、言葉が軽くなりがちですが、
そういう方は意識して一次情報を仕入れる努力をすると、言葉に力がこもるようになると思います。

私もこのことは常に心がけていて、
自分自身がいろんな現場に足を運んで、自分で直接見たり聞いたり体験したことを
クライアント様や勉強会のメンバーの方にお伝えするように、意識的にしています。

今はなかなか時間が確保出来ないのですが、
何とか時間をつくって、繁盛店や話題のお店に行って、
自ら情報を仕入れています。

そして、いろんな方にお伝えする際は、
自分が見たり聞いたりしたことだけでなく、そこに行き着くまでのいきさつなども伝えるようにしています。

可能な限り、クライアント様にお伝えする情報は、一次情報でありたいと思っています。

住宅営業マンも同じだと思うのです。

自分が接客したお客様に対し、一次情報でどれだけ伝えられるかはとても重要だと思います。

会社が用意してくれる資料やツールだけに頼り、
お客様にお伝えする情報を自分で全く用意していない。

そして受注を頂けないことを自社の商品の価格が高いことや自社の設計力が弱いことなど、
自分以外のせいにしていたりする人が稀にいます。

ちゃうっちゅーねん!

住宅という、一般の方からすれば極めて分かりにくい商品を扱う住宅業界において、
幸か不幸か、ご契約いただけるかいただけないかの70%は
結局のところ営業マンにかかっていると、個人的に思っています。

だから日頃からしっかり勉強して、一次情報をどれだけ収集し、
自分のものに出来るかがポイントなのです。

ビジネスの世界で長く一流で居続けるためには、一次情報を自ら集める習慣が不可欠です。

皆さんは一次情報を集める癖付が出来ていますか?
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【第793回】 価値が分かりにくいものほど、扱うスタッフの人間性が大事

2013年03月03日 | 住宅コンサルタントとして
住宅という商品は、業界内にいる我々が思っているよりも、
一般のお客様にとっては分かりにくいものです。

これは、業界に全く関係の無い、素人の方(例えば、自分のパートナーとか、業界未経験の新人さんとか)と
競合他社の視察などに行くとよく分かります。

性能の良さや、会社の素晴らしさをお伝えしたくとも、
ただ言葉で説明しただけでは、伝わっていないと思った方が賢明なような気がします。

人間は、そもそも自身の感情に大きく左右される生き物で、
自分が好感を持った方の言うことには耳を傾けようとしますが、
自分が不快感を感じてしまう方の言うことに対しては、耳を貸しません。

ただでさえ分かりにくい、住宅という商品を扱っている会社である以上、
スタッフの人間性を高めるための取組は、ずっとやり続ける必要があると思います。

例えば、環境整備。
身の回りを徹底的にキレイにすることで、キレイに清掃されていない部分が気になるようになります。

例えば、新幹線を降りる際に、自分で周囲のゴミを片づけ、
シートを元の位置に戻すことをやるようになると、
ゴミを座席の網かごに入れっぱなしでシートを倒したままで席を立つことが気持ち悪くなります。
そして、座席を立つ前に、周囲をキレイにする習慣が身につきます。

周囲をキレイにする癖付が出来れば、心もキレイになるものです。

また、社内や社外のいろんな方と接したり、お付き合いをする際の気配りの仕方を
上司の方が見せることで、スタッフの方も人との付き合い方が分かってくるのです。

社内全体がいつもあたたかい雰囲気で、皆がニコニコ楽しそうに仕事をしていると、
そうした環境の中で過ごすスタッフ全員の人間性が高まっていきます。

と考えれば、やはりスタッフの人間性は、企業のトップの人間性に比例するとも言えるでしょう。

素晴らしい人間性を身につけられるよう、皆さんの会社ではどんなことに注力していますか?
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【第792回】 安易な仕事をしていると、必ずしっぺ返しがくる

2013年03月02日 | 住宅コンサルタントとして
安易に安売りをして契約をお客様からいただいている会社は、営業力や交渉力が低下します。

安易に協力業者さん、職人さんたちに施工を丸投げしている会社は、
素敵な家をつくる上での実務的ノウハウが蓄積されません。

出来る営業マン、優秀な設計士を外部からヘッドハンティングすることにだけ注力し、
売れる商品開発や売れるしくみづくりを怠っていると、
お客様のニーズに適応できなくなる時が確実に来ます。

若手スタッフが伸びる機会を用意出来ず、トップ営業マンが孤軍奮闘している会社は、
長い目で見たときには、結構なリスクを抱えていることになります。

個人的にいつも思っているのは、コツコツと努力し、汗をかき仕事をすることが大切で、
自分の努力量と仕事の結果のバランスが取れているか、
もしくは努力しているほど結果が出ていなければ、健全な状態で、
逆に自分の努力量よりも結果の方が上回っている場合、必ずしっぺ返しがくる、ということです。

こういう書き方をすると、仕事は苦しくつらいものだ、と感じる方もおられるかもしれませんが、
努力したり汗をかきながら、楽しく仕事をするということが重要です。

決して、苦しい修行をするような感覚ではありません。

いろんなクライアント様や企業様を拝見していて、
長期にわたって安定した業績を出されている会社は、
とにかく「努力量>結果」となっています。

逆に、楽して結果を出すことを求め続けている会社は、
最後には悲しい結果が待っているのです。
すなわち、「努力量<結果」となっているのです。

努力量と比較して、結果が出ていない状態が健全で、
大した努力をしていないのに結果が出ている時こそが、危険な状態だと気づく力が大切です。

皆さんの会社は、どうですか?
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