鬼山竜也の住宅業界 商売の王道

良い家づくりに真剣に取り組んでいる方々が、お客様のためにより良い仕事が出来るようになるためのヒントになれば、嬉しいです。

【2056回】 メトロポリタン美術館

2016年08月16日 | 住宅コンサルタントとして
昨日は世界三大美術館の一つと言われている、
ニューヨークのメトロポリタン美術館に行ってきました。

個人的に大好きな、ピサロやモネの作品も多数、展示されているので、
ワクワクしながら、オープン前から並んでいました。

世界のいろんな地域に行って思うのは、
オープン前から並んで、会場が混む前に帰る、というのが
最も効率的な時間の使い方だということです。

ローマのコロッセオ、バチカンのバチカン美術館などもそうでしたが、
とにかく午後から行くと、チケット購入や入場するまでにメチャメチャ並ばなくてはならないのです。

私たちは9時20分頃から並んで、オープンと同時に中に入り、
ゆっくりじっくり、いろんな作品を見学できました。

その中で、最もテンションが上がったのが、やはり印象派の画家の作品。

言葉はいりません。









モネは、今年、新潟近代美術館でも作品が公開されていたので見に行ったのですが、
メトロポリタン美術館には、本当にたくさんの作品が展示されていて、
テンションあがりまくりでした。

作品を観終わって、出口を探すのにかなり苦労したくらい、
メトロポリタン美術館は広かったです。

本日、夜の飛行機で、日本に帰ります。
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【2055回】 ショッピング三昧

2016年08月15日 | 住宅コンサルタントとして
昨日は朝からマンハッタンでショッピング三昧でした。

まず最初に向かったのは、日本でもコンランショップなどでも置かれている、
ニューヨークの紅茶専門店、Hearny&Sons。



家族そろって紅茶好きな我が家。
海外に行くと、美味しい紅茶屋さんめぐりが欠かせないのです。



これだけの品数の中から、好きなだけ試飲をさせてもらえます。

本格的な茶葉から入れるタイプだと、自宅用では良いのですが、
プレゼント用だとティーバック式の方が使いやすいですし、本格的なポットや茶こしも不要。

ですので、茶葉とティーバックをそれぞれ大量に購入しました。
何せ、メッチャ安かったです!

器も紙袋も洒落てるんですよね、こういうお店って。。。

で次に向かったのは、これまた日本でも有名なjohn masters organics。

こちらも、日本で購入するよりもかなり安くお買い物ができました。
ただ、シャンプーやコンディショナーに関しては、普段使いできない価格なので、
自分たちには時期尚早、ということで、ちょっとしか購入しませんでした。

さすがに自分のためにシャンプーに1万円も使えなよな。。。

以前、ロクシタンにはまっていた時に感じましたが、
海外だと日本で購入するより安いのでついつい買ってしまいますが、
結局、それらが尽きると日本で同じものを買わなくなってしまうのです。

毎日、使うものは、やはりお手頃価格で購入でき、かつ自分に合ったものがベストだな、と感じました。
ちなみに我が家は、美容院でよく使われているシャンプー、リンスをネットで安く購入しています。

その後、スーパーマーケットであるWhole Foods Marketへ。

売り場の作り方がとにかく、お客様をワクワクさせるようなつくりで、
お野菜の並べ方やナッツやコーヒーの量り売りなど、とてもおもしろい仕掛けも。









日本のスーパーで、スパイスをワンコインで販売するなど、
業界内で注目されているお店がありますが、
これもここからヒントを得たんだろうな、と正直感じました。

まあ、とにかく海外に来ると、私たちは歩く歩く。

一昨日が16キロ、そして昨日が14キロ。

今年のニューヨークは本当に暑く、気温35℃、湿度90%と東京や大阪と変わりません。
なので、1~2回、ホテルに戻って、シャワーをあびなければ、気持ち悪い。

その後、私が大好きなETROのマンハッタン店に行き、
ジャケットを試着しまくり、一着購入。
更にはとても洒落た柄のストールも購入しました。

そして夜。

事前にガイドをお願いしていた、安部さんという素敵な方と合流し、
ブルックリンエリアにある素敵なカフェレストラン、river cafeでディナー。



ニューヨークに住まれている方の本音や大統領選のことなど、いろいろと教えていただきました。







ブルックリンから見る、マンハッタンの夜景は抜群で、
それらを見ながら、美味しい食事をいただいておりました。



とても充実した1日でした。

今日はメトロポリタン美術館に行ってきます。
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【2054回】 ニューヨークでの商売のむずかしさ

2016年08月14日 | 住宅コンサルタントとして
昨日は朝から地下鉄に乗って、ブルックリンエリアに行ってきました。

近年、住宅業界で、ブルックリンエリアのインテリアテイストや建物の外観が人気であり、
その本場をいろいろと見てみようということで、
地下鉄のチケットを購入し、グーグルマップを駆使していくつかのお店に行ってきました。

で、私、最も驚いたのは何かというと、
ガイドブックに掲載されていた、
ブルックリンエリアのライフスタイルショップや雑貨屋さんの
半数近くが廃業していたんですね。

正直、インテリアテイストや店の品ぞろえに関しては、想像どおりというか、
思いっきり衝撃を受けるようなことは無かったのですが、
2年前におそらく取材を受けたであろうお店の半数弱が廃業しているという事実に、
正直、ビックリしたのです。

で、現地に行くと私が必ず行うのが、スーパーマーケットの視察と不動産会社めぐり。

ブルックリンエリアは、ニューヨークの中心部、マンハッタンよりは当然、家賃は低いのですが、
それでも3ベットルーム付の部屋で月額3000ドル、というのが相場のようです。

東京だと、山手線の内側や、東急東横線沿いだと、2LDK、3LDKで
一般的な建物の家賃が30万前後かと思いますが、
ブルックリンは都心から離れたところにあるのです。

ちなみに、マンハッタンに戻った後、不動産屋さんの物件を見ると、
それなりの物件の販売価格が3億円、更には豪華な物件だと10億円強の値付けでした。

「東京に価格より、0が1個多いなぁ・・・」

という印象。

オーストラリアに行っても感じましたし、今回のニューヨークでも感じました。
世界の物価、人件費はここ10年上がっているのにもかかわらず、
日本だけ物価の上昇が止まっている。

世界の流れに取り残されているなぁ、と感じます。

とにかく地代が高いニューヨーク。
商売が順調でなくなると、すぐに家賃の高さでお金がまわならなくなるというところでしょう。

実際にホテル周辺から5番街の中心部に向かうメインストリート沿いの1階のお店も
これまた20%程度、空きテナントになっていたのです。

で、工事中のビル、テナントの数が東京に比べてハンパなく多いのです。

ブルックリンにしてもマンハッタンにしても、とにかくお店の新陳代謝が速い。

ニューヨークでの商売、やはりむずかしいのでしょうね。

で、逆に言うと、長年この街で商売を継続してきたお店は、ホンモノということでしょう。

激戦地で長年、商売を継続できてきたお店のポイントを
自分なりに掴んで日本に帰りたいと思います。
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【2053回】 自分の目で見て、体験する量を増やしていくこと

2016年08月13日 | 住宅コンサルタントとして
伊丹空港-羽田空港―成田空港までバスで移動-ニューヨークのJFK空港という、
かなりきつい行程で無事、ニューヨークに到着しました。

到着後、すぐに街中を散策。
ホテルは、セントラルパークのすぐ近くにあるホテルで、
宿泊した方たちの評価も抜群のホテルなのですが、
飲食店やショッピング街とは少し離れていました。

まあ、その分、静かに落ち着いて過ごせるのですが・・・。

でも、食事の後、ホテルまで歩いて帰るのが結構時間がかかるので、
次回、もしニューヨークに宿泊する際は、もう少しマンハッタンの南に泊まりたいなぁ、と思います。

この辺りの土地勘って、やっぱり実際に来てみないと分からないんですね。

また夜、普通にニューヨークを歩いてみたのですが、
危険は感じませんでした。

普通に出歩ける感じがして、これも事前の予想とはちょっと違う感じですかね・・・。

タクシーもぼったくられないかと冷や冷やしていましたが、

「JFKからマンハッタンは70ドルの定額なんだよ!」

っていう感じのことを英語で言ってくれて、本当に70ドルだったんですね。

世間の噂、ネットの情報で事前にいろいろと調べてみても、
それが実際に自分の感じることと違う、ということは、年々強く感じます。

一次情報を増やし、絶対的な体験量を増やすことが、
情報発信をする側の人間として重要だなぁ、と感じます。

今回のニューヨーク滞在は、たった4日しか無いのですが、
幸い、時差ボケもほとんどなく、フルで動けそうです!

今日はブルックリンエリアに行ってきます。
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【2052回】 この夏は、ニューヨーク

2016年08月12日 | 住宅コンサルタントとして
昨日から、お盆の休暇をいただいております。

今年の夏は、ニューヨークで過ごします。

これまで一度も来たことが無かった、アメリカ本土。

というか、アメリカに全くと言っていいほど、興味が無かったですし、
どちらかと言えば好きではなかったのですが、
一度も体感したことが無いのに好きだ嫌いだ、っていうのも、ちょっと失礼だなぁ、と・・・。

あるクライアント様のおすすめもあって、一度、ニューヨークに来て、
好きになれなければそれも良し、好きになったらそれも良し、
という気持ちで来ています。

しかも、今回は私自身、ANAのマイルで無料航空券が取れたので、
あり得ない金額でこのお盆にニューヨークに来れているのです。

(家内は通常料金です)

滞在できるのはわずかな日数ですが、思いっきり楽しみたいと思います。

またこのブログで報告させていただきますね!
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【2051回】 ライバルに何で勝つのかを決め、その訴求方法を追求する

2016年08月11日 | 住宅コンサルタントとして
今月のコンサルティングのテーマは、

どの部分で競合他社に勝つのか?
そしてそれらをどうお客様に分かりやすく訴求するのか?

ということです。

住宅会社様には、それぞれ長所があります。

この部分では、ライバルに負けないという強みが存在するのです。
(この強みが存在しない会社は、すでにこの世に存在していないのです)

その強みが、お客様にちゃんと伝われば良いのですが、
大半の住宅会社は、その強みをお客様に理解してもらっていません。

例えば、性能の良さをお客様が理解する上で、最も分かりやすい伝え方は何か?
例えば、デザイン性の良さをお客様が理解する上で、最も理解してもらいやすい伝え方は何か?

自社の強みを自分たちは分かっている。
でもそれだけじゃ、足りないんです。

お客様に理解していただかないと・・・。

そのための伝え方を本気で考え、実行している住宅会社は、まだまだ少ないのです。

昨日も、お伺いしていたクライアント様で、
自社の強みをお客様に理解していただくために何をしなくてはならないか、ということを
ネチネチとお話をさせていただきました。

最終的にスタッフさんのお仕事を増やしてしまうことになりましたが、
こうした手間がかかるツールづくりを愚直に実践していただくことで、
自社の強みを理解して下さるお客様が増えていくのです。

自社の強みの訴求方法の追求。
皆様の会社では、実践できていますか?
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【2050回】 オリンピック出場選手のコメントで感じること

2016年08月10日 | 住宅コンサルタントとして
スポーツを見ていて思うことがあります。

例えば、今年行われたサッカーのEURO2016で、
自分たちが応援するチームが負けても、その検討をたたえ、試合を心から楽しむファンを見て、
これぞ本当のファンだよな、と感じました。

本当のファンであれば、結果にかかわらず選手を応援し、選手の健闘をたたえるべきだと思うのです。

リオのオリンピックを見ていて、柔道で3位決定戦で勝ち、
銅メダルを獲得し喜びを爆発させる海外の選手を見ると、こちらも嬉しい気持ちになります。

その一方で、銅メダルで申し訳なさそうにしている日本の選手・・・。

オリンピックで3位ということは素晴らしいことですし、
そもそも日頃からストイックに自分を追い込んでハードな練習をされていることだけでも
本当に賞賛に値すると思うのですね。

アトランタオリンピックのマラソンで、有森裕子選手が銅メダルを獲得した際、
「自分で自分をほめたいと思います」と名言を残されていますが、
あのシーンは日本中が感動しましたし


どの選手もベストを尽くされてきた訳です。
結果にかかわらず、オリンピックのはるか前から、
日々目標に向かって努力し続けてきた自分に誇りを持って、
堂々と帰国をしていただきたいと思います。

ファンもマスコミも、選手に敬意を持って、応援できる日本であってほしいものです。
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【2049回】 採用面接での基準

2016年08月09日 | 住宅コンサルタントとして
人の採用は本当に難しいです。

わずか短時間で、本人の人間性など分かる訳がありません。

面接では、自分を飾ろうと思えばできますし、いくらでも自分を盛ることも可能かもしれません。

ですから私自身は、自分自身がクライアント様の面接に同席させていただく際は、
こちらからの質問に対するご本人の回答よりも、違う部分に意識が行ってしまいます

それは

「どういう親に育てられたか?」
「どういう環境で幼少期を過ごされてきたのか?」

ということです。

親御さんに良識があって、真面目に働かれている。
そんな環境で育った方は、まず仕事に対してのスタンスも素晴らしいです。

また愛情がたっぷりある家庭で育たれた方は、
やはり周囲の方に対して愛情ある対応ができる割合が圧倒的に高いです。

もちろん、それが全て、という訳ではないのですが、
やはり幼少期の環境というのは、本人に与える影響が大きいのですね。

企業がある一定のレベルになると、
能力は高いけれど協調性が無かったり、周囲の人をフォローしなかったりというスタッフより、
能力はそれなりだけれど、しっかりと空気が読め、協調性が高い人の方が必要になります。

長年、住宅業界でやってきた、能力はあるけれど組織の中で協調性を持てない人は
正直、使い物にならなかったりするのです。

協調性が無い。
周囲の人へ愛情を持てない。
こういう人を見抜く方法を自分なりに持っておきたいですね。

と同時に、こういうことが分かってくると、
親としての責任はとても大きいと思うのです。

子どもの模範となれるような生き方をしていきたいと思います。
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【2048回】 実際に足を運ぶ

2016年08月08日 | 住宅コンサルタントとして
昨日は朝、7時に家を出て、兵庫県三田市にある人気のお菓子屋さん、
パティシエ エス コヤマさんに行ってきました。

ちょっと前、いつも拝読している弘中勝さんのメルマガに小山さんの著書が紹介されていて、
小山さんの著書を2冊、読む中で

「これは実際、自分の目で見ておかないとアカンやろ!」

と思い立ち、行ける日が昨日しかなかったので、行ってきました。

エス コヤマさんと言えば、小山進さんがオーナーパティシエで、
1日に1600本売れる名物の小山ロール、
お子さんしかお店に入れないお菓子屋さんの「未来製作所」など、
とにかく多くのメディアに取り上げられています。

その味。
敷地内で表現されている世界観。
スタッフさんの接客。
いろいろと学びたいなぁ、と思い、朝から移動。

10時にオープンするのですが、私たちが現地に着いたのは朝、8時40分頃。
すぐに並んだのですが、私たちの前にすでに3組並んでいました。

そして10時前には長蛇の列が・・・。

10時にお店が開いて、お客様が一気に店内に入り、
物凄い勢いで商品が売れていっていました。

私たちも小山ロール、小山プリン、ブルーベリータルト、小山チーズを購入しました。

その後、パンやカフェにも入ろうとしたのですが、
どこも満席でかつまた外で並ばなければならず、断念せざるを得ませんでしたが、
とにかくエス コヤマの集客力の高さ、それから敷地内全体で醸し出す世界観に関して、
堪能することが出来ました。

いやいや、いろんなヒントをいただきました。


何か良い事例や素晴らしい企業、お店を知った際、
そこに自ら行って、経験すると、本当にいろんなヒントを得ることができます。

本やテレビで知っただけの二次情報より、
自ら直接体験した一次情報量が多い人が説得力が増すのです。

この夏も、一時情報を取りまくっていきたいと思います。
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【2047回】 夏の我が家

2016年08月07日 | 住宅コンサルタントとして
かなり猛暑になってきました。

連日、35℃を超える日々が続いています。
おそらく、以前住んでいた家だと、もうエアコンをずっとつけっぱなしで、
エアコンが効いている部屋は快適ですが、トイレや脱衣室は暑くてたまらなかったでしょう。

せっかくお風呂に入っても、出た瞬間から汗が噴き出る。
そしてお風呂の後、トイレに入った日には、トイレの中で汗でビショビショ、って感じだったと思います。

寝る時は、エアコンのタイマーをセットして寝ますが、
途中、タイマーが切れると一気に部屋の温度が上昇し、目が覚める、
という日々が続いていたような気がします。

しかしながら、今の我が家、真夏も快適です。

部屋の温度は26℃~27℃で一定。
湿度も60%前後。
エアコン2台がずっと弱運転でついていますが、
お風呂も脱衣室もトイレも、家中ほぼ均一な温度で、夜もぐっすり眠れます。

これは、やはり断熱性能の高さと高性能換気システムのおかげなのですが、
こうした部分について、住宅業界はまだまだ知識レベルが低く、
お客様に正しく伝えることも出来ていなければ、
そもそも住宅会社側の営業マンや設計、工事担当者でも正しい知識を持っている人は少ない。

だから夏や冬に快適に過ごせない家がまだまだ建てられていたりしています。

ちなみに、長期優良住宅やZEH住宅だからといって快適に過ごせる訳では無いので・・・。

本当に快適に過ごせ、かつデザイン的にもすぐれ、
価格が現実的な家が日本中に広まっていくように、
日々、仕事に向き合いたいと思います。
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【2046回】 やめること、捨てること

2016年08月06日 | 住宅コンサルタントとして
新しい拠点に出店すること。
新しい管理手法を取り入れること。
新しい商品を扱うこと。
新しい事業をスタートすること。

企業、経営者は、新しいことをスタートすることは、結構大好きだったりします。
そしてそれらをスタートする時はテンションが上がっていて、

「これで我が社の10年後は明るい!」

という感じで考えていたりします。

新しいことをスタートするのは、全く持って良いことですが、
それと同時に経営者は冷静な目を持っていなくてはなりません。

それは、「新しいことをスタートするのであれば、何かを捨てる」という決断をすることです。

なぜならば、現場のスタッフの仕事の処理能力には限界があり、
新しいことをむやみやたらと取り入れていては、全てが消化不良になってしまう可能性が高いからです。

何事も、徹底してやり続けなくては成果が出ませんし、
そもそも新しいことにチャレンジする目的は結果を変えることなのですが、
いつの間にか新しく取り入れたことをこなすことが目的になったりすることも多いのです。

だからある意味、経営者は、
過去の自社の成功体験や取組み、管理手法などの中から無駄なものを常に見出し、
それらをやめる決断、捨てる決断をしなくてはならないのです。

今いるスタッフで、最高のパフォーマンスを出すためには、何をどうすれば良いか?

過去の成功体験はいったん、横に置いておき、
冷静に分析する眼を持ちたいですね。
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【2045回】 いざという時に・・・

2016年08月05日 | 住宅コンサルタントとして
社員さんやお客様への愛情が薄い会社(社長)は、会社(社長)自身、愛されません。

社員さんやお客様を大切にしない会社(社長)は、いつかそのしっぺ返しが来ます。

業績が順調な間は、社員さんがついて来てくれますし、
組織内に矛盾点があったとしても、忙しさの中で社員さんの中に不平不満があまり出ません。

ただ、どんな企業でも、永遠に業績が順調であり続けるのは難しい。

お客様の進化。
ライバルのレベルアップ。
市場環境の急激な変化などが要因となり、
これまでのやり方が通用しなくなるのです。

そして必ず、壁にぶつかります。

お仕事がそれほど受注できなくなる時が来ます。

そうした時にまた自社を改革して、時流に適応していけば良いのですが、
これまで忙しくてあまり自分の周囲のことを考える余裕がなかった社員さんが、
仕事上のさまざまな矛盾や組織の問題点に目が行くようになるのです。

こうした時、社員さんやお客様を大事にしてこなかった会社は、
一気に崩れ去ってしまうこともあるのです。

仕事が順調でない時に、社員さんが歯を食いしばって頑張ってくれるか?
それとも社員さんがドンドン去ってしまうか?

経営が順調な時には分からなかった、会社の組織力が
業績不振になった時に明確になるのです。

ただ、会社の業績が順調で無くなった際、
幹部なのにもかかわらず、自分の身のことだけ考えて真っ先に他社に移る人も
これまた不幸な人生になってしまうのですが・・・。

本人は、「自分は世渡り上手」と思っていたりしますが、
周囲からは全く持って腹を割って本気でお付き合いをしてもらえなくなります。

人間として認めてもらえなくなります。

会社側も社員さん側も、お客様に満足してもらえるように
自社の商品やサービス、それから人間性を磨いていくことが重要で、
基本的に相手の立場で物事を考えられるようにならなくてはなりません。

そしていざという時に、
応援してくれたり、ついてきてくれる人がたくさんいる経営を目指したいですね。
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【2044回】 テレビ東京さんの「カンブリア宮殿」をリアルタイムで

2016年08月04日 | 住宅コンサルタントとして
以前から、テレビ東京さんのカンブリア宮殿が好きで、
放送がある日に自宅に居れる日には、拝見していました。

しかしながら、出張で不在の日が年間180日前後あり、
しかもテレビ東京系列が見ることができない地域に宿泊することも多くあり、
リアルタイムで見ることができないため、録画をするようになりました。

しかしながら、自宅に帰った日は、自宅兼事務所でやらなくてはならない仕事も多く、
更には家族と会話もあったり、ジムに行ったりしなくてはならないため、
録画した番組を見る時間がなかなか確保できませんでした。

自宅にいない私でも、カンブリア宮殿を見るにはどうすれば良いか?

動画サイトにもアップされていないですし、ちょっと困っていました。

しかしながら、最近、知りました。
いつでもどこでもカンブリア宮殿を見る方法が・・・。

テレビ東京のビジネスオンデマンドの会員になると、
ネット接続環境にあれば、過去のカンブリア宮殿を見ることができるんですね。

おかげで見逃した数々の番組を隙間時間に見ることができています。

直近で言うと、横浜のさくら住宅さんとか、
福井のコンビニ、大津屋さんの回でたくさんのヒントをいただきました。

超お勧めです!
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【2043回】 会議の資料を真剣に作成した方が良い理由

2016年08月03日 | 住宅コンサルタントとして
私はありがたいことに、社会に出て最初に働かせていただいたメーカーで、
とにかく商売の基本を徹底的に教えていただきました。

今、考えると、本当に自分は恵まれた環境で
若い頃を過ごすことができたなぁ、と心から思います。

とにかく教えてもらったのは、

・得意先別、商品別に、売上と利益率を見える化する
・今期と前期で、得意先別、商品別に売上や利益がどう変化しているのかを見る
・売上や利益が伸びている理由や悪化している理由の仮説を立てる
・売上や利益が悪化している商品や得意先に対し、仮説を元に対策を立て、実行する
・自分が実際に実施したことを数値で押さえ、結果を検証する
・また新たな対策を立てる

とこんな流れで日々、仕事をしなさい、ということを徹底して教えていただきました。

若かりし頃には、仮説を立てる際のピントもずれていたかと思いますが、
こうしたことを毎月の会議の度に自分なりに考え、莫大な資料を作成していくうちに
売上や利益が上がったり下がったりするポイントが分かるようになりました。

それと共に自分の活動した内容を他の方に伝えることも上達しました。
更にどういう活動をどれくらい行えば、結果がどう変わるのか、
ということも体で覚えることができました。

その会社では、会議の度に資料を作成する訳ですが、
営業マンの中にはやっつけで資料を作成している人たちもいました。
ただ、そういう人は、現状を正しく認識することが出来ないし、
問題点を解決するための対策の立て方のピントもすれていましたし、
何より科学的に仕事に取り組めていなかったので、全く成長していないように感じました。

自分より先輩でも、全くピントがずれた仕事をしている人も結構見てきたので、

「若い間にしっかりと真面目にやっておかないと、冴えない中年になるなぁ」

ということが分かり、ますます愚直に営業活動に専念し、
しっかりと自分の活動を分析し、成果につなげることができたような気がします。

こうしたビジネスの感覚のベースは、
全て20代の頃に仕事に真剣に向き合った中で身に付きました。

とにかく会議が多かった会社ですが、
その会議に参加したり、資料を作成することを無駄だ、と思うか、
自分の活動やお客様を分析するのに有益だ、と思うかで、姿勢が変わります。

そしてその姿勢が、自分の成長の角度に大きな影響を与えるのです。

会議の資料をやっつけでつくること、やめませんか?
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【2042回】 再来場を増やすために・・・

2016年08月02日 | 住宅コンサルタントとして
住宅会社の地力を図る材料として、私が重きを置いているのが、再来場数の数です。

特に完成見学会を開催した際、新規のお客様に対する再来のお客様の数、
それからDMを送付して数に対しての来場比率などは、非常に重要です。

正直、再来場してもらっている住宅会社の場合、
お客様がわざわざ駆けつけるだけの理由をお客様に提供できている訳で、
建物が魅力的だったり、いろんな発見があると思っていただけているからこそ、
お客様は何度も足を運ばれる訳です。

しかしながら、再来場数が少ないということは、
お客様がまた再び足を運ぼうと思われていない、ということなので、
これは早急に改革しなくてはなりません。

建物に魅力を感じない。
接客がイマイチ、もしくは売り込まれているように感じる。
会場内での居心地が悪い。
スタッフに魅力を感じない。

などなど、再来場していただけない場合、これまたそこに理由は存在するのです。

再来場数を上げるためには、
まずは自分だったらどういうお店に何度も足を運びたくなるのか、
そこを徹底的に考え、そのお店が持っているポイントを自社に落とし込めないか、
という視点で自社を改革するに限ります。

私だったら、どういうお店に足を何度も運びたくなるか?

最大のポイントは、居心地の良さ+学べるか、という部分です。

そのお店に行くたびに、新たな発見と学びがあり、
自分自身が良い刺激をもらえるお店に何度も足を運びたくなります。

後はその店主の世界観、考え方に共感していると、
応援しなきゃ、という気持ちに駆られるので、これまた足しげく通ってしまいます。

ということは、私自身がお客様に何度も足を運んでもらおうと思うのなら、
会場の居心地を良くし、お客様がいろんなことを学べるよう、
例えば世界の住宅のトレンドや歴史、歴代の建築デザイナーについて資料を作成し、
それらを会場内にディスプレイしておく。

更には自分のビジョンを明確にし、それもお客様に発信していく。

そうすれば、自分と同じ感性を持ったお客様なら、
何度も足を運んで下さるようになると思います。

再来場を増やす最大のポイント。
それは自分というお客様が何度も足を運びたくなる空間と接客を
会場内で再現することなのです。

皆さんの会社では出来ていますか?
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