長屋茶房・天真庵

「押上」にある築60年の長屋を改装して
「長屋茶房・天真庵」を建築。
一階がカフェ、2階がギャラリー。

友の遠方より来る またうれしからずや

2013-05-11 08:49:05 | Weblog
会社を立ちあげてから30年になる。
30年前に晴海であったコンピュータのショーで出会った友達が
蕎麦を手繰りにきた。九州を旅してきたらしい。写真を見たら、
「あ、あそこだ」というのがわかった。最近連続していった「日の影」
。高千穂から日向に向かう、いわゆる神話街道にあり、五ヶ瀬川沿
にある小さな町。

延岡から高千穂を結んでいた「日の影線?」が廃線となり、駅は
「日之影駅温泉」になり、横に使われなくなった列車の車両が宿泊施設に
なっている。両親の里が延岡だったので、なんどかその列車で旅をした記憶
がある。五ヶ瀬川の河べりの風景や、新緑やちおしょうちょが窓から入って
くるような伊吹に「ここはじゃんぐるだ」と、幼き好奇心が胸打った。
ぼくにまだ余白があり、縁があれば、日之影か、福岡の星野村あたりに、
「天真庵」をつくりたいと時々強く思ったりしている。
その友達の友達が日之影に土地をもっている話を聞いた。30年らいのお金持ちの
友達に「その土地を買って、古民家を移築し、死んだら野村に譲る、と一筆したためて
くれたら、うれしい」と冗談でなく真顔で聞いたら、「考えてみる」と真顔で答えてくれた。
孔子先生も筆頭に言われたように、「友の遠方より来る またうれしからずや」だ。
いい友を持つと、来生までの「夢」が共有できて、いい。

閉店直後に墨田区観光協会の偉い人が「福岡から偉い人がきたので紹介します」
といって、のれんをくぐってきた。
顔を観ておもわず「おお!」と叫んだ。ヒゴモンズ、という熊本出身の若者
が集う会の三代目の会長をしていた「いでっち」だ。バルウォーク福岡などを
企画して、福岡を盛りあげてくれてるらしい。
これまた「友の遠方より来る うれしからずや」で、二階のちゃぶ台で三人で
「これからの日本を盛り上げる夢」を語った。
いい人生をおくろうと思ったら、「いい友達」をもつこと。いい友達を
つくるコツは、まず自分がいい友達になることだ。

今日は19時まで営業。その後は、「スケッチの会」

明日は16時で閉店。それから「蕎麦打ち教室」&「なんとなく蕎麦を喰う会」
明日参加する元気な女子たちが、助手?になっていっしょにホーチミンにいくことになった。
珍道中になりそうだ。彼女たちは熱心に珈琲塾にも参加してくれている。
近い将来、「エチオピアで蕎麦と珈琲の会」みたいな計画ができたら、きっといっしょに
アフリカまで同行しそうなくらい元気な子らだ。

月曜日から金曜日まで「ホーチミンで蕎麦会」