長屋茶房・天真庵

「押上」にある築60年の長屋を改装して
「長屋茶房・天真庵」を建築。
一階がカフェ、2階がギャラリー。

古典華道入門の勉強会のため、本日18時閉店。

2013-05-24 08:22:21 | Weblog
庭にすずめや四十雀がきて楽しうそうに話をしている。
水曜日は、新緑を浴びに桧原村にいってきた。
目に青葉 山ほととぎす 初鰹 ではないが、帰りに
行きつけの蕎麦屋で、山菜のてんぷらを酒肴にぬる燗を飲んで
いたら、外で山雀の声がした。蕎麦屋の女将に「いいね」というと、
先週悲しいことがあった、とのこと。お店の前の木に四十雀が巣を
つくり、卒啄よろしくヒナがかえり、いよいよ巣立ちかな、という朝に
へびに襲われ、しかもおなかが大きくなったへびが巣からでることができず、
立ち往生していたらしい。「主人がへび年なので、殺生できず、山にもっていて
逃がした」とのこと。ぼくは猿だけど、やはり同じようにするだろう。自然界
は、人間も含めて生きていくのが大変だ。ヒナたちの供養のため、ぬる燗をいつもより
一本多く飲んだ。鎮魂といいながら、のどちんこが「うまい」となる。

昨日は「ダメから始める中国語」があったので、朝から蕎麦を打ち、珈琲豆の
焙煎をする。午後は煎茶のお稽古。夏も近づく八十八夜で、「新茶」の季節。
新茶を急須からゆっくり茶碗に注ぐと、表面に、うぶ毛みたいなものが浮く。
自然の息吹をそのまま感謝しながらいただく。
先日、大樹くんが、岐阜の旧春日村という700年くらいお茶をつくってる
村の新茶をもってきてくれた。高齢と、世間が「やぶきた茶」に席巻されているので
苦戦をしいられ、廃業する農家が増えているらしい。もともとお茶は在来種が主だったが、
「生産性」というかそろばんのかげんでやぶきたに軍配があがり、宣伝力と洗脳力で、
「やぶきたがおいしい」ボリボリという日本人が増えた。
おいしい在来をていねいに入れて飲んでほしいものだ。ちがいがわからない人でもわかる、
くらい違う。
中国語の後の蕎麦会で、そのお茶をみんなで飲んだ。こんな茶会をしながら生きていきたいものだ。

青山通りの古本屋で湯川制先生の「伝花辞典」を見つけ、うれしくなって買った。
原田先生や原田先生の先生とも交流があった先生。お嬢様がときどき、蕎麦を食べにこられる。
今日は「古典華道入門」。18時で閉店させていただきます。
明日は「インヨガ」
明後日が「蕎麦打ちの会」「なんとなく蕎麦を喰う会」

31日が「ねっと31ライブ。国貞雅子さん登場。

6月


1日(土) ぶらじりあん らいぶ (ブラジル音楽)

演奏:前田優子(ヴォーカル)・長澤紀仁(ギター)

17時開場 17時半開演 ¥4,000(お酒・肴・蕎麦・珈琲 付き)


22日(土) MUSICA LIBERA TOKYO

演奏:山根孝司(クラリネット)・・藤田朗子(ピアノ)

18時半時開場 19時開演 ¥5,000(お酒・肴・蕎麦・珈琲 付き)



23日(土) 『biwa-tabi』コンサート

演奏:榎本百香(薩摩琵琶)

18時開場 19時開演 ¥2,000(蕎麦・珈琲 付き)



30日(日) 『〇』 まる ライブ

演奏:luna(ヴォーカル)・田嶋真佐雄(コントラバス)

19時開場 19時半開演 ¥4,000(お酒・肴・蕎麦・珈琲 付き)