長屋茶房・天真庵

「押上」にある築60年の長屋を改装して
「長屋茶房・天真庵」を建築。
一階がカフェ、2階がギャラリー。

うんこビルの下のギャラリー

2017-01-27 09:00:12 | Weblog

昨日から「味噌作りが始まった」。歳月人を待たず、一年ははやい。そして一月はすぐにいってしまう。

糞味噌ではないけど、味噌の初日に、うんこビルの下あたりにあるギャラリー・アビアントに、生井厳・展をのぞきにいく。

ちょっと手があいた昼間、十間橋通りのお菓子の名店「ながしま」さんにいき、おばあちゃんにお菓子を適宜

包んでもらって、浅草通りをてくてく歩いて、約20分。

生井さんは毎年目白の「千種画廊」という素敵な老夫婦がやっていた画廊で個展をやっていた。池袋時代はその

近くの「ヨネクラジム」でボクシングをやっていたので、その足でよくのぞいた。寄る年波でその素敵なギャラリーも

緞帳を下げ、しばらく彼の作品を見ていなかったので、昨日はひさしぶりの邂逅を楽しんだ。さすがに、よその

ギャラリーでは「ヨカチン」はやれなかったが、とてもいい時間を過ごした。31日までやっているので、どうぞ縁

ある人はうんこビルめざして、アビアントにいってくだされ。

魚も虫も鳥も、もちろん人間も、「ほんのちょっとのこと」で、命が生まれたり、死んだりする。

息をしている間は生きているし、みんな絶対に死ぬまで生きている。彼の描く、生きとし生けるすべてのものは、

そんな生きて死ぬまでの瞬間瞬間の刹那の魂みたいなものが、いきいきと描かれていて、「生きているをよろこぶ」

ような境地でいっぱいになる。脳梗塞とガンになり、医者に「余命3カ月」と宣告されたらしいが、「死ぬまで人生を楽しむ」

意気込みで生きているみたいだ。そうありたいものだ。ちょっと昔の彼の作品を飾ってみた。ショールームの中のは

仙崖和尚の「親死ね 子死ね 孫死ね」に匹敵するくらい、いい。

今日も@「味噌作り」


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